クラシカロイド 第25話(2期)「ザ ラスト クラシカロイド」感想
こんにちは。いよいよ最終回です。 奏助が予告で現実的なことを言ってたけどどうなることやら。さみしい気持ちでいっぱいでしたが、まずはごちゃごちゃ考えずに見てみよう、と視聴しました。
感想♪♪
- 音羽館で、ドボちゃんを人間化しようとするシーンからスタート。チャンスは一度きり…なんていうから、ほーらやっぱり邪魔が入ったじゃないですか!
うまくいけば、あのステキな車掌ドボさんに会えたのにね。八割方、カバのままだろうなーと思ってましたがやっぱり。でもドボちゃんが楽しそうだからよいと思う。 - ニシイバ第1踏切は浜松にある西伊場第1踏切ですね。鉄道系番組で見たことがあります。うちの家族にドボちゃんと同じく乗り鉄さんがいるもんで…「鉄カバさん」てかわいい呼ばれ方ね。ドボちゃんは鉄道会社のマスコットになりました。いまや猫の駅長さんもいるしね!パッド君までついてったのね。
- 奏助がなんか黄昏て独白してますが、流れてる映像がいつもの音羽館って感じでうれしい。モツシュの仲良しケンカとかね。さりげにあの宇宙船がサーッと通ってるし。
奏助は進路希望調査の紙を見てため息をつきます。これが現実。
- ワー君はすっかりいい子になって、姉さんや父さんに頼まれて買い物に行ったりしてるのね。
ベトたちも色々おつかいを頼んでたみたいだけど「知りませんよ」と塩対応なワー君。「みんなで助けてあげたのに」というリストさんの言葉に「あなたたち何かしましたっけ?」とワー君つれない。
うん、クソガキなワーグナーでいいよ。 - 響吾パパと日芽歌ママンは深海に潜りたいらしい。この二人は似た者夫婦なんだね。ノリで生きてる。ワー君を釣りに誘う響吾パパ。「タコ!」というワー君の声が子どもっぽくてかわいい。あまりにかわいくてそのうち豹変するんじゃないかと疑う。
- クラクラがテレビで「愛だけがすべてじゃない!」を歌っています。バッハ様はプロデューサーに復帰、人気急上昇。
ベトもモツも歯の浮くような褒め言葉を言うと思ったら、チャイコとバダに二度と戻ってこられたら困るから…って。部屋を取られたのが相当くやしかったのね。
ん?ということはベトモツは元々の部屋に戻れたのね。ドボちゃんは庭の歌苗作のおうちにいるとしてワー君はどうしてるのかな? - 奏助は相変わらずため息。パッド君はドボちゃんの通訳として就任してしまって、鉄道会社のパッドに引っ越してしまったようです。青いパッド君が赤いパッド君に。
ベトモツが彼らのノリで慰めます。モツのお尻がクレヨンしんちゃんのお尻なみにプリプリなのはなぜ。 - 奏助は16歳の時に何をしていた?とベトモツに質問。
ベト「宮廷オルガン奏者として一家の生活を支えつつウィーンに拠点を移す準備を進めていた頃」史実の若ベトさん、クールで超かっこいいんですが。キャー。
モツ「宮廷楽団のコンサートマスターになった年」す、すごい。 - 奏助は自宅の暗い部屋で、今の自分とベトモツを比べて落ち込んでいます。そりゃ次元が違いすぎるよね。時代も環境も違いすぎるんだから仕方ないよ。気持ちはわかるけどね。
- なんとクラシカ1期2期全50話やった中で、初めて奏助のママン登場。似てるし、普通に高校生のおかんって感じ。妹ちゃんも久しぶり。奏助はビッグなミュージシャンになりたい、と夢のようなことを言ってるけど、母や妹は現実的。
- 部屋で小学校の卒業アルバムに目が止まり、懐かしみながらページを繰る奏助。歌苗ちゃんも同じクラスね。かわいい。制服の学校なのかな?
ちなみに歌苗ちゃんの寄せ書きは「おばあさまのようなステキな大人になりたいです」歌苗ちゃんの真面目さが伝わってくる。
奏助はビッグになるって書いてる。今と変わらないね。
- 音羽館。響吾さんたちはまた旅に出ることに。
「また借金を残したままいなくなる気!?」と歌苗ちゃんは気が気でない様子。その借金はワーグナーがアイドルで稼いだお金で返済したらしい。おいおい、いくらクラシカロイドとはいえ、小学生の稼ぎで返済とかやばいだろ…と思うけど、あまり気にしないことにする。 - ワーグナーも一緒に旅について行くらしい。あのヒラヒラ王子様ルックにふつーのリュックがこの上もなく合ってないんですが。
アイドルは辞めてしまうらしい。「一番認めてほしかった人たちが認めてくれたから」ワーグナーにとっては響吾さんと日芽歌さんの存在って本当に大きいんだね。 - せっかくみんなで一緒にいられたのに…とさみしく思う歌苗を当然のごとく誘う日芽歌さん。相変わらずな人だな。無理無理、学校があります。歌苗ちゃんは「おばあ様と過ごしたこの音羽館を守っていく」と決意した、と。歌苗ちゃんがいなかったら音羽館はとっくに人手に渡るか、取り壊されただろうね。日芽歌さんは気が向いたら来て、あなたもいつか広い世界へ出ていかなくっちゃ、と伝えます。
- 音羽館の前でお別れの挨拶。海月ちゃんはワー君に自分のIDを渡して、大泣き。まさか海月ちゃんがこういうキャラになるとは思わなかったなあ。
響吾さん、ハッシーについて何か言いかけたけど不発。 - 「俺が認めてほしい人 それは…世界中の人たち」奏助、大きく出たな。妄想モード。すごいヴィジュアル系になってます。本気出すって決意はいいけど、それがどうして「ムジークを出す」になるの??
アイキャッチの色もカラフルに♪
- さ、奏助さんの特訓のターンです。これって1期2話で、モツがムジークを出そうと奮闘してたメニューによく似てる。滝に打たれたり…それでムジーク出なかったでショ。
ああ、公園であの弱そうなムジークマンになってる!自分で衣装作ったのかしら。 - ベトが庭でゴミの分別をしています。というか部屋のものを全部捨ててる勢い。大切にしていたのになんで?と問う歌苗ちゃん。引っ越すらしい。そりゃ歌苗ちゃんもびっくりします。せっかく部屋が戻ったのにね。停滞は罪悪ですか。
- 身一つで出て行ったベト。みんな、サラッとお見送り。歌苗ちゃんは気にしています。
歌「居心地悪かったとか」
リスト「それはないんじゃない?やりたい放題やってたし」ホントだよ!むしろいつ追い出されても文句は言えないほどの暮らしっぷりだったよねw - シューさん、先輩に置いて行かれる。というか引っ越しに気づいてない。筋金入りの天然だ。てなわけで、やっぱり先輩を追ってシューも出ていった。
- 奏助はまだイメトレしながら修行?中。奏助大戦とか暦が奏助とか、とんでもない方向のイメトレだな。
- 相変わらず家でスケボーのモツ。そして毎度歌苗ちゃんに注意されるのね。
歌苗ちゃん、ワーグナーカレーのルウ、買ってる!ワーグナーはアイドルを辞めちゃったし、カレーはもしかして安くなってたのかしら。 - モツは「ちょっと遊びに行ってくる…じゃあね」と出ていく。歌苗ちゃんは何かを察して「モツ…帰ってくるよね?」意味深なニッコリのモツ。このやりとりは1期20話をちょっと思い出します。モツらしい出て行き方。
- 辺りは暗いのに、奏助はまだムジークを出そうと頑張っています。出なくてため息をついていたらベトが現れました。
ベト「少年、お前の望みは何だ?」いい曲作ってみんなに感動を…ととまどいながら答える奏助。
「ごまかすな!『モテたい!』その一心だろうが」さすがベトさん、いいとこ突くわー。承認欲求だって、要はモテたい、ってことだもんね。
ベト「俺は音楽を生み出した時 自分の命が尽きたと錯覚する。音楽は俺の魂そのもの。魂の全てを吐き出し 俺は死ぬ」 モツも来ました。
モツ「あのさ 僕 音楽作った時って自分がもう一人増えたって感じなんだよね。もう一人の僕が暴れだすの。もう我慢できない 外へ出た〜いって。笑ったり跳んだり変な顔したり。音楽ってそういうものなんだよね!」
モツさん、いきなり髪を解いて天才美青年モードになるのはやめてください。焦るじゃないですか!ムジークを出すとこでもないのに。作画も美しくて、眼福。でもオナラしちゃうのね笑
この2人の、音楽に対する思いというか感じ方が、全然違うんだけど向いている方向は同じというか…。他のロイドたちの思いも聞いてみたかったな。あえて言葉でね。街を歩く歌苗ちゃん。街角のテレビにクラクラやバッハ様が映ってますけど、今回出番ないんですよね、アルケー組。さみしい。
- 街の人のタブレットから、外籠もりうぉーかー ショウペンの声が。世界一周らしい。フレディ・マジョルカの優雅な憂鬱も宣伝してるし、よかった、漫画も描いてるみたい。
- チョッちゃんの部屋ももぬけの殻。なんで急にみんな出ていったのか、リストさんに訊く歌苗ちゃん。
歌「せっかくみんなで楽しくやっていけると思ってたのに」新しいステージへと踏み出す瞬間。そういう時期。自由になったら?とリストさん。歌苗ちゃんは家のことに縛られすぎてたもんね。それは確かにと思う。みんな私のために?と歌苗ちゃんは思う。考えすぎよ、ってリストさんは言うけど、そうかもしれないね。 - で、リストさんも出ていく。「愛してるわ…歌苗」の言葉がやさしい。歌苗ちゃんは自動オルガンの前で佇みます。
- 奏助は相変わらずムジークは出ず。諦めようとしたところで思い直し、逃げちゃだめだ!と気合を入れる!
で、「東京行ってバイトしながら音楽やってく!」なぜそーなる。 - 決意表明に音羽館にやってきた奏助。けど歌苗ちゃんも出ていこうとするところ。お父さんたちと一緒に過ごすことにしたらしい。
「えっ でもベトさん…」奏助はここ、なんて言おうとしてたんだろ。ちょっと気になる。歌苗は学校は休学するってよ。みんな出てっちゃうねえ。残る方はつらいよね、奏助。 - 「みんなそれぞれ自分の道を踏み出すってわけだ」
ちらっと映る、ギョウナくんのトイレの便座蓋カバーかわいいなあ。 - 奏助爆発。出ていくのは俺一人のはずなのに、なんでみんなが出てってるの?みんなに励まされて送り出されるとこを勝手に想像したのか、すごい勢いでガーッとひとりごと。島崎さんの演技、すごい。
「ちょっと待ってええええええ!」と勢いよく自動オルガンの鍵盤を叩いたら…まさかのムジーク発動。
「ClassicaLoid ~クラシカロイドのテーマ~」だ!ベトもモツも、1期のOPの映像回収?大王イカみたいのとか鳥とかにさらわれていく!リストさんもチョッちゃんも。
シューさんは蛸に!「こっちのタコ〜!?」爆笑。歌苗ちゃんも! - 奏助は1期25話で宇宙人に会いに行った時の衣装?この衣装似合うよね。
奏助はついに自分でムジークを出したと大喜びです。んんん?鳥の羽がタクトを振ってるぞ。あ、このムジークはハッシーだったのね!ちゃんとムジーク衣装になってるし。頭は史実モツみたいにくるくるだし。ラストクラシカロイドっていうのはハッシーのこと? - 音羽ロイドと歌苗は音羽館に戻されました。今のムジークをみんな奏助が出したと(奏助本人も)勘違いしてる。 奏助はボロボロ泣いて訴えます。
- 奏助「変えなくたっていいじゃん!楽しいんだったらそれでいいじゃん!とりあえず現状維持でさぁ…ぬるくたっていいじゃん…いろいろダメでもいいじゃあああ〜ん!」奏助らしい。でもわかる。
ベト「少年 そんなにぬるま湯が好きか?」
奏助「うん好き。ぬるま湯大好き!」みんなドン引きしてます。 - 奏助「もうちょっとみんなと一緒にいたいよぉ〜」これは視聴者の思いの代弁ですか?まだ見ていたいよー。
モツに歌苗はどうしたいのか、と訊かれたところで響吾パパから電話。深海調査船をつくるのにお金がかかって、また借金となったみたい。
歌苗ちゃんももう笑うしかない。うん、わかった!うやむやにしてもいいのにしっかりと借金設定を入れてくるってことはこれは様式美なんだわ。清々しい。 - 歌苗ちゃん、もう開き直ってまた大家稼業をすることに!
「皆さんガンガン稼いできっちり家賃を払って下さいね!」あ、ドボちゃんも帰ってきた。
入居者募集のチラシ、以前家の前に貼ってあった物の使いまわしかしら。空き部屋ありますって書いてるけど、ないでしょ。シューさん、まだ部屋はないんでしょ!(涙)
あ、チョッちゃんとドボちゃんがイエーイって感じで手を合わせてる。いつの間にか仲良しね。
最後、一人ひとりが一枚絵でぱぱっと映るところ、みんなステキ。モツとチョッちゃんが超かっこいい♪ - 奏助のパッドにパッド君が戻ったみたい!奏助うれしそう♪
音羽館はこれからもまだまだ入居者募集中〜!また新しいクラシカロイドが入居してきたりして…? - 最後は土林さんの美麗イラストで締め。ドボちゃん、車掌さんだ♪ ミツルさん、響吾パパ、日芽歌ママもオサレな服を着てるね!
今日の1枚(*^_^*)
今回は順番を替えて、先にこちらを。 リストさんが歌苗ちゃんを抱きしめるシーン。「愛してるわ…歌苗」がよかった。愛してるって恋愛じゃない時にも使う言葉なんだなあ…リストさん、今思うによくぞ女性ロイドにしてくれたわ。あの音羽館で歌苗ちゃん以外に女性がいるといないじゃ全然違うもの。みんなそれぞれ自分らしいやり方で音羽館を出て行ったけど、歌苗ちゃんに対する思いはきっとリストさんと同じだと思う。それを集約したかのようなリストさんの抱擁と言葉。泣けた。
全体の感想
素敵な最終回でした…!
このアニメにとてもはまっていたため、終わってしまうことがとてもさみしく思えたこと、前回の唐突にも思える家族愛推しが少し引っかかっていたこともあり、いい気持ちで最終回を見終えられるかな…?と少し不安になっていました。杞憂でした。
まず最終回を奏助メインにしてくれたことがとてもうれしかった。この回はロイドたちより奏助と歌苗が目立っていました。「クラシカロイド」はロイドたちの素晴らしいムジークが聴けること、また変人ぶりやドタバタギャグが魅力と思っています。ですが、もし奏助と歌苗の人間組がいなかったらこんなに面白かっただろうかと思うのです。奏助って皆に邪険に扱われつつも、距離の縮め方がうまいというか。奏助とチョッちゃん。奏助とモツ。奏助とクラクラ。このメンバーとは特にいい感じ。なんだかんだ皆に気にされている。
歌苗ちゃんはあくまで大家さん立場なのに対し、奏助はムジーク盛り上げ隊のように思えます。視聴者側というか、こちらと同じ視点でロイドたちを見ている。
奏助は今回は彼なりに色々悩んでいました。ものすごく優秀な人を見ると劣等感を持ったり焦る気持ちもわかります。でもまだ高校生。ぬるま湯、全然いいじゃないですか。努力を否定しているわけではないです。これからの人生、否応なしに変化は訪れます。熱い湯に入れられたり、冷たい水をかけられるようなことが起きるかもしれない。今回のように、変わりたい!とムジークを出す努力をするのもいいと思います。それが実らなくても、奏助は間近でロイドたちが出すムジークを見てきた子。彼の人生にきっといい影響あるよ。いや、なくてもいいんじゃない?本人はとっても楽しそうだもの。
個人的にこのくらいの余韻のある終わり方が好きというのもあり、とても楽しかったです。終わってしまったと、落ち込むかと思ったのですが、さみしいけれどさわやかな気持ちになれています。
さて2期は終了しました。2期全体の感想を書きたいところですが、今うまくまとめられないのと、2期の1~8話はまだ感想を書いていないため、また別の機会に。
今のところ3期はないようです。ちょっと残念ですが、もしかするともしかするかもしれないので「クラシカロイド、大好きだー」の思いは発信していきたいと思います。4月にはムジコレと原曲集も出るし、Blu-ray BOXの企画も進行中とのことでまだまだ動きはあります。私も素人ながらクラシックに興味を持ったので、少しずつCDを聴いたり本を読んだりしたい。娘は絶対3期があると主張して、次に出てくるクラシカロイドの予想をしています(娘はシューマンとヨハン・シュトラウス親子を推しています)。私はヴィヴァルディとか…バッハ様より早く生まれた人がいたら面白いなーなんてノリですが。そんな話も親子で楽しんでいます。
本当にありがとう、クラシカロイド。またいつの日か彼らに会いたい。ムジークを聴きたい。のんびり待っています。
今後について
クラシカロイドが大好きで、もともと感想を読むのが大好きで、よっしゃ私も!と立ち上げたブログ。備忘録のつもりで、この話を見たときはこんな風に感じたんだという思いを言葉にしてきました。 再放送があるようなら、それに合わせてまだ感想を書いていない回のレビューをするつもりでしたが、残念ながら今のところ再放送はないようなので、マイペースで更新していこうと思っています。 大したことは書いていないのですが、それでも文を書くとなると意外と時間を使うので、1週間に1回書けたらいいなーくらいのペースで。まだ感想を書けていない、1期10話~25話、2期1話~8話を。もしよければおつきあいくださいませ。 またせっかくのブログなので、他のアニメや漫画についても書きたいと思います。4月から始まるアニメで感想を書きたいものがあるので…まずは1話を見てからですが、そもそも原作のファンなので楽しく見れそうです。 もし…クラシカロイドの3期がいつの日にかあったら、また感想を書きたいと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。