クラシカロイド 第23話(2期)「待ち人来たりて城が建つ」感想
こんにちは。今週はついに響吾さんとワーグナーが対面します。ワー君が夢小説で登場はさせていたけどなかなか本当の出番のなかった響吾パパ。ストーリーも大詰めです!
感想♪♪
- なぜか競馬場にいる日芽歌さんとバッハ様。競馬場デートですか?というのは冗談として、いまだに響吾さんが見つかってないので焦るバハ様。ゴール近くに「…G KONG」っていう看板が見えるのでHONG KONG…香港でしょうかね?
勝った日芽歌さんの少し前の席で負けた〜と叫ぶのは…響吾さんじゃん。やっと見つかりましたね。それにしても「君も来てたの?」「捜してたのよ」ってずいぶんサラリとした再会の夫婦です。
- 音羽館。奏助がムジークを取られたロイドたちを心配しています。「『暮らしの彩り』が足りない」だって。暮らしの彩りってカタログ通販に載ってそうな言葉。
- モツが「奏助はムジークがなくなって何困ってるの?」とわりと真顔で質問。奏助がちょっとスネてると、シューさん「そんな神楽君だってなんとかギリギリ生きているじゃありませんか」いつも思うけど、シューさんて微妙に失礼な発言するよねw
- 「私たちムジークなくても基本的に音楽の才能あるから」ってリストさん余裕。一度でいいからこんな余裕ぶっこいた発言をしてみたい。
- テレビではワーグナーへのインタビュー番組。これってクラクラが以前出ていたヤツ?奏助はワーグナーに目をつけたよ。もういっつもこういう行動起こすんだから!奏助ってば。アルケー社に向かいました。
- 一方テレビ局。外にはワーグナーの出待ちファンがたくさん。歌苗も海月ちゃんと一緒に待っています。海月ちゃんが詳細な出待ち情報を話している。どうしてそんなに詳しいの…?
ワールドツアーに行ってしまうことを寂しがる海月ちゃんの言葉を聞いて、歌苗は作ってきたワー君と自分のマスコットをそっと見ます。このマスコット、とても愛らしい。指に絆創膏を貼っているってことは、苦労して作ったのかな?歌苗ちゃん。 - ワーグナーの車に顔をべったりして話す歌苗ちゃん。それ、しゃべりづらいでしょ。うちに帰ってこない?みんな怒ってないし仲直りしたいって。ワー君に渡そうと思ってお守りを…って言ってるってことは、あのマスコットはお守りなのね。ワー君は「姉でも何でもない」ってけんもほろろ。
- ワーグナーの執務室。ミツルさんから、たまには実家で夕飯を食べてきたら?と提案されますがこちらの意見も聞き入れず。ミツルさん、寝癖もすごいっすね。
- アルケー社の入口に、変な男女二人組が!これはどの年代を意識している格好なの?カタコトっぽくて怪しい。そして隣にはギョウナくんが。まさか、変装しての正面突破なわけ?響吾さんたち。
その様子を見ていたのは三弦亜遊夢くん。弟くんキタ!すぐに姉に連絡するのね、愛ね! - 警備員がバハ様が化けてたギョウナくんに詰め寄るところ「そこのギョウナくん 顔を見せろ!」そこのギョウナくん、て言い方がツボ。中からアロハバッハ様だもん、そりゃ驚くよね。
変な変装男女はもちろん日芽歌と響吾。日芽歌をかばって響吾さんてば警備員を投げとばした!案外武闘派?ギョウナくんに入ったまま見ているバハ様がシュール。 - ミツルさんが駆けつけます。服装がピシッとスーツに戻った!ミツルさんの掛け声とともに出てきたのは「ミツルロイド MK-Ⅲ(マークスリー)バッハカスタム」カツラバッハ様だ!マネージャー業のストレス発散のため全仕様 好きなように極秘開発をしていたらしい。
「つまりバッハ様と同じお姿に!」ミツルさん、くるくるーって回って変身シーンのようだったよ!苦労をかけたな、とバハ様に言われて、「はぅ〜(字幕)」って蕩けるミツルさんかわええ。
ミツルロイドはムジークを発動させます。「Funk稲妻っ!」だ。 - いざワーグナーの執務室へ。バッハ様がまずワーグナーと話します。「お前は今 破滅へと突き進んでいる」いきなりだね。
「お前は音楽と自我との区別がついているか?曲が世間に広がる事で自分の存在も大きくなると誤解してはいないか?」 うん。これは誰でも陥りそうなことだよね。音楽に限らず、自分の作品や発言で大きな反響があれば、どうしてもそうなってしまうところはあると思う。口で言うより意外と難しい。 - ワーグナーは「音楽で永遠になり世界を統べる」という考え。
ムジークの暴走が世界を飲み込んだら…と心配するバハ様。
「すぐに音楽活動から手を引け!」
ここの会話がバッハ様らしいというか…言いたいことはわかります。わかりますよ。けど、言葉が足りない。いきなり本題を、何かでくるむこともせずそのまま伝えちゃうから。
響吾夫妻が入ってきます。待ってられなかったらしい。響吾「もうちょっと穏やかに話した方がいいねえ」その通り。 - ついにワーグナーは響吾と対面できました。おでこコツンした!泣きながら抱きつくワー君。うんうん、よかった。
- 奏助は「弟子入り志願したい」とアルケー社の受付で粘っています。受付のお姉さんも困ってるよ…
- バッハ様はワーグナーを止めるのは響吾の愛のみ、と語っていますが、ミツルさんはわりと冷静に「そんなキャラでしたっけ?」とツッコミ。確かに。
- 響吾さん夫妻とワーグナーはとりあえず、パンケーキ?なにか甘いものを食べながらお話ししてます。
ワーグナーは他のロイドたちやミツルさんへの文句を言った上でムジークを奪ったことを伝えます。そこで響吾さんから、「君はもともとムジークを使えないはずなんだ」という衝撃の言葉が。ワーグナーがカプセルにいた時、ワーグナーの曲を聴かせていたのに響吾さんが止めたらしい。 - ワーグナーはこぶしをぎゅっと握って、下を向いたまま「僕を出来損ないにしたのは父さん…なの?」と絞り出すような声で尋ねます。響吾さんはすぐさま「出来損ないなんかじゃないよ」と否定。ムジークを止めた理由を話そうとしたけど、ワーグナーはもう話を聞ける状態じゃない。
こういうのって、よく出てくる展開ですけどね、ワー君、とにかく話を聞こう?
「信じてたのに!」怒り、悲しみ、とまどい、絶望が混ざったような叫び声。松岡さん熱演。 - バッハさんが部屋に飛び込んできた時に見たものは、ワーグナーが皆から奪ったムジークを発動しているところ。モツのドクロ、ベトのペンギン、リストのマッチョ天使…あ、やっぱり奪ったムジークで攻撃のようなことができるんだ。
ミツルさんが、さっきのミツルロイドを呼び出して、発動させます。「How to Win! ~トッカータとフーガより~」でワーグナーの攻撃を打ち消していきます。
バッハ様が飛び出してきて、ものすごーいジャンプをして回転したあと、ワーグナーを羽交い締めに。身体能力半端ないですけど…あんなに高くジャンプする意味はなんだw - その隙に響吾&日芽歌を逃がしますが、ワーグナーはバッハを振り切った。ここでワーグナーが口上を言ってさらにムジーク発動。胸にある指輪のオブジェが割れてしまった。
- ムジークは「闇を切り裂く光〜ジークフリートの葬送行進曲より〜」
後ろに出てきたのはジークフリート?強い渦のような風が吹き荒れ、ミツルロイドもやられています。
バッハさんはミツルさんに逃げるように言うけれど「嫌っす…もう嫌っす離れるのは!」
ちょちょ、ちょっと待って。どうしたのここでロマンスですか。
「バッハ様のおそばにいたいっす」ミツルさん、すごくきれいっすよ。バッハ様も「バカなやつだ」って、何かすごい展開なんですけど!! - ワーグナーは気を失っているのか?金の輪から出た楽器のような管が壁を打ち破っている…
- 響吾さんは歌苗ちゃんに電話を。(ていうか、世界に捜しに行かなくても響吾さんに電話すればよかったんじゃと思ったけど、きっと響吾さんのことだから携帯止められたりしてロクにつながらなかったのね、と思うことにしておこう)
- 一方歌苗ちゃんはポテチをやけ食い。わかる。ポテチのうまさは異常。
- 響吾さんからの電話。バッハと日芽歌と3人でワーグナーに話しに行ったけどうまく話せなかった、と。
歌苗も、音羽館にいるロイドたちのムジークをワーグナーが奪ったことを報告。それに対して
「奪う?奪うなんて無理だよ。ムジークはそう…心のオナラみたいなもんだから」と響吾さん。心のオナラって何すか。
「でもみんな出ないって」「今はちょっと詰まってるだけ」と何だか絶賛便秘中みたいな会話にw
- ワーグナーのムジークで響吾ピンチ。みんなを連れてきてほしい、と電話が切れてしまいました。
- アルケー社が禍々しい形の建物に変形しています。上は王冠型、真ん中は西洋の城っぽい。その下は蛸の足のように見えるのはもしかしてクラリネットのような楽器の音孔の部分?これはこれでかっこいいけど…リストさんは「あんたたちの事務所のビル なんか気持ち悪いわよ」と辛辣。
- テレビでも放送。変形と膨張。膨張ってことはでかくなってるわけね。交通規制までされてしまった。みんなあそこに…と不安になる歌苗ちゃん。
- 一方奏助。まだ受付で無理なこと言ってる。打ち込みの手伝いができるだと?ワーグナーのムジークが流れてきます。ちゃんと解説してくれるパッド君ありがと。奏助も崩れるアルケー社に巻き込まれそう。
- 音羽館。歌苗ちゃんがみんなに「お父さんとお母さんとワー君とバッハさんを助けて下さい!」とお願い。
ムジークは出せないし、ワーグナーに振り回されすぎだし、音羽家の問題だしと言われて、困り顔。ドボちゃんまで視線をそらしてしまった。 歌苗ちゃんは、一人で行くことにしたけど、チャイコとバダは「私たちは行く」とついてきてくれた。女子組、いいね。歌苗ちゃんが、家を出る前に本当にそれでいいのかを音羽ロイドたちに問います。
ワー君はみんなの弟。みんなお父さんがつくったクラシカロイドなんだから、きょうだいで家族。
モツ「て事は歌苗は僕のお姉さん?」ガクッ 妹じゃないんだ。まあ、どう見ても歌苗のがしっかりしてるし。
「僕ら禁断の恋人同士だったんだ!」ちょびっとモツ歌が見れてうれしいです。
ベト「家族。新鮮な響きだ」
シュー「先輩と兄弟ですか(嬉)」おい!
リスト「お姉様とお呼びなさい」
ショパン「妹設定…」 みんな、らしいね!無理に家族愛に目覚めるより、こういうノリの方がロイドたちには合ってると思うよ。ドボちゃんはどう納得したのかしら。路線バスでアルケー社に向かう皆さん。車内はすいてるんだし、もうちょっとバラバラに座ったら?後ろの席、窮屈そう。
ここで「ニーベルングの指輪」について簡単にリストさんが説明してくれます。ヨーロッパ出身の皆が説明してくれると、北欧神話も身近に感じる。本当に色々とモチーフに使われますよね。難しそうで読んだことないけど、関連本を探してみよう。バスは交通規制で先に進めなくなってしまいました。- 奏助が変形した城から這い出てきました。この城はやはり楽器でできている?太鼓のようなものが見えます。
せっかく出てきたのに、また奏助を先頭に中に入ろうとする皆さん。奏助さん泣いてる。 中に入ると、巨大化した楽器が壁や床をぶち破りぐちゃぐちゃ。道が3つあるけど、どれも不気味すぎる。
ベトは全員で中央に突入!と言ったけど、歌苗ちゃんが却下。3組に分かれて一度に全部調べることに。こういう時はやっぱりじゃんけん。
グー組:奏助 チャイコ バダ
チョキ組:モツ シュー ドボちゃん(パッド君)
パー組:歌苗 ベト リスト ショパン
うふふ、楽しそうね。パー組。バリアのような壁がふさいでいます。「ワー君 どうして…」へたり込む歌苗ちゃん。
ショパン「心の壁…」「他人を拒絶して近づけないようムジークの力で心のバリアを形成している…」こういうセリフはショパンから出るのがやはりしっくりくる。
あのマスコットを取り出し、ワーグナーが音羽館に来てからの日々を思う歌苗。 「帰ってきて…みんな待ってる!」歌苗ちゃんの気持ちがあふれて涙が。- あのマスコットが金色に光り出して、そこから光に包まれた歌苗ちゃんは…変身しちゃった!21話のリボンの騎士っぽい衣装!歌苗ちゃん、顔小さいからこういうつばの大きい帽子がすっごく似合うなあ。
興奮する皆さん。「ステキ!ね!ね!」とベトに同意を求めるリストさん。ベトさん、見とれちゃった?ニヤニヤ。 - レイピアのような剣で壁を一刀両断!壁が砕け散ったよ。凛々しく呼びかける歌苗ちゃんにさらに大興奮なチョッちゃんリッちゃん。 お姉ちゃんが必ず助ける!といったところでつづく…こんないいところで!!!
全体の感想
いよいよ終盤。盛りだくさんな内容でした。 ワーグナーはついに響吾さんに会えたのに、やはり決裂してしまいました。響吾さんは悪意のある人には思えないのでひどい言葉を投げかけることはないだろうと思いましたが、きちんと話を聞いてもらえず…。「城が建つ」はやはり不穏な意味でした。
今回出てきた事実を振り返ってみると。 まず、ワーグナーは「ムジークを出せない出来損ない」ではなく、「ムジークをもともと出せないように作った」ということ。響吾さんの言い方だと、最初は他のロイドたちと同じように作ろうとしていたのに、何かきっかけがあったのか?方針変更したように聞こえました。それはなぜか。 そしてそのことをミツルさんや他の研究所の人は知らなかったのか?ミツルが安易に出来損ない発言してることを考えると、響吾さんが胸に秘めたままそうしちゃった? そして、ムジークを出せないロイドのはずのワーグナーが、結局出せるようになったのはなぜなんでしょう。何とか見返したいという思いの強さから?
それから奪われた方のロイドたちについて。響吾パパは「奪うなんて無理」と言っている。詰まってる…らしいんだけど、どうやってムジークを復活させるのか。気合い?これは、要はムジークって何?ということになりますね。だって、ミツルロイドもムジークは出せてるからね。そもそもアルケー社はクラシカロイドたちに何を求めていたのでしょうね。ムジークは副産物なのかな…?
それから、クラシカロイドたちはきょうだいで家族という言葉。
音羽ロイドたちは、最初、アルケー社へ響吾・日芽歌・バッハ・ワーグナーを助けに行くことに難色を示しました。冷たいように思われるかもしれませんが、仕方がないかもしれない。ワーグナーは出自を偽って音羽家に入りこんでいたし、たびたびキツイことも言う。クラクラにした仕打ちはひどいと思うし、12話で出ていってしまったし、ムジークは奪うし、歌苗ちゃんのように「家族」とは思えないでしょう。
どうやって助けに行こうと思わせるんだろうか、家族なんて言っても響かないのでは、と思ったら結局ロイドたちは、妹設定とか禁断の恋人とか、家族という言葉を程よく面白がってくれました。シリアスすぎずによかったと思います。急に「我が弟よ…!」なんて言う人たちじゃないし。
家族。そもそも音羽家がけっこうやばい状態なので、これを強調されすぎるとちょっと説得力に欠けてしまうところがありますね。次回タイトルは「姉と弟」ですので、歌苗ちゃんとワーグナーが向き合うことになるでしょうが、どうなるかな。響吾さんの思いも届くのかな。
公式twitterによると、来週はなんと新ムジーク3曲です…!!ワーグナーを救おうとするのは歌苗だけではなく、今向かっているロイドたちも奏助も、バッハ&ミツルさんも、音羽夫妻もでしょう。登場人物が多い上に音羽ロイドたちは3グループに分かれてるし、その上でムジーク3曲となると大忙しなお話になりそう。あらすじを読む限り、来週で決着はつきそうなので、どのような状態でムジークを出すのか、色々と楽しみです。
今日の1枚(*^_^*)
ここのところ、ずーっとやる気ない服装な上、髪もボサついてたミツルさんが、バッハ様帰還でキリっとかっこよく美しくなりました。あんなにワーグナーに働かされていたのに、新たなミツルロイドを作成してるし!できる!危険なのに、バッハから離れたくないミツルさん。「バッハ様のおそばにいたいっす」のここ、作画もとてもきれいで、美人さんです。 ロイドたちが破天荒なので埋もれがちですが、人間キャラも、みんな愛すべき欠点があって好きです。1期からずっと見てると、一番変わったのはこの人かもしれない。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。