すずらん部屋

アニメ・漫画の感想を書きたいブログ 主にアニメ「クラシカロイド」の感想を書いています

クラシカロイド 第12話(2期)「ワーグナーの野望」感想

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こんにちは。

いよいよ、ワーグナーが大きく動き出すようです。6話では立ち消えてしまったムジークは出せるのか、彼は何をしたいのか。クラシカロイドの中でもかなりのシリアス回でした。

感想♪♪

■スケジュールびっしりのソルクラ。WATARUが「お疲れちゃん」とか「ツーハマーマーでシースー」とか、業界人ぶってる!!てか、ハママツはツーハマーマーですか。声出して笑ってしまった。ゴス衣装のチャイバダ、かっわいいなあ。

 

音羽館。ロイドたちがトランプをしています。平和。

「ルー君こそ手の内を見せなよ!」のモツの低めの声が相変わらず素敵です。やっているのは大富豪ですかね。確か、2が一番強いんだよね?最近は堂々と先輩に逆らうシューさんがいいですね。

アルケー社では、社の重鎮たちにWATARUが今後の展望を語っている。革命という言葉にこだわっています。WATARUの才能は認めるものの、バッハをどうこうしようとは思っていない重鎮たち。

■「僕には彼以上の才能がある」ってさすがワーグナー、自信家だ。ソルクラが売れ行きいいんでしょうけど、それは元々のクラクラの人気があってこそじゃないの?と思ってしまう。

■バッハ様に会議の様子を知らせる青メッシュの入った男。字幕には「三弦亜遊夢」とな!!えええ!?ここに来て、新キャラ?実は、今回一番驚いたのはここだったり。

馬引監督のtwitterによると、三弦さんの弟らしいっすけど。2期の新キャラはワグドボ、日芽歌さんで終わりだと思い込んでいました。弟らしく、口調はやはり「っす」のようです。

■バッハさん、普通に車を運転している…。い、一緒にドライブへ行きたいです…!(妄想)運転しながら八音計画のことを思い出しています。

■バッハの理想とする世界を作るには「8人のクラシカロイドが必要」と。三弦さんがロイドたちの数を確認しながら名前を読み上げていますが、「行方不明のシューベルト」という言葉がじわじわくる。

■バッハさん、クラシカロイドが開発された研究所へやってきました。自分たちが入っていた紫色のインキュベーターを見るバッハ。奥の「2」のシャッターを開けると、緑色のインキュベーターがこれも8体分?蓋が開いているのは2つだけ?残りの6つは使用していないのかな?そしてまだ奥に「3」のシャッターもありますね…研究所は稼働しているようには見えないので、他のインキュベーターは空かな?とは思うのですが。ちなみにNo.9がワーグナー、No.10がドヴォルザーク

■さらに回想は続きます。三弦さんは、プロトタイプが完成したらクラシカロイドを量産する予定だった、と言っていますが、そもそものアルケー社ってかなりやばい会社だなあ。量産したら、どんどん音羽館にやってきて、半分くらいのヤツはきっと家賃は払わないんでしょ?w

■八音の他に覚醒直前だった個体が2体あったことについて、三弦を問い詰めるバッハ。不適格だったから、自分で判断したって…。うーん、やはり些細なことでも報告しないとねえ。些細じゃなくなっちゃったし。コビトカバだから不適格。うん確かに。てか、なんでコビトカバなの?今更だけど!ワーグナーについては「外見は少年の姿」と言ってるけど、これは少年として作っているのではなく、勝手に少年の形になったということなんでしょうか。

1期6話で「何をしても目覚めないクラシカロイドにバッハの音楽を聞かせたら、自分をバッハと思い込んだ」(社長談)というのがありましたが、その人の音楽を聞かせると姿が勝手に決まる?バッハはイケオジになり、リストは色気ある女性に、ってこと?意図したものではないのかな。

■バッハに呼び出されるWATARU。パイプオルガンでバッハ様が弾いているのは小フーガト短調じゃないですか!学校で教わったことを思い出します。

クラシカロイドワーグナー、と呼びかけられ変装を解くワーグナーとドボちゃん。また回想が入ります。ワーグナーインキュベーターの中から響吾さんを見て「父さん?」と呟きます。ワーグナーとドボちゃんは一緒に目覚めたんだね。バッハの八音計画に、今日目覚めた2体(ワグドボ)は入れる予定はないと断言する三弦。「ムジークの発動兆候が見られない、クラシカロイドとしては出来損ない」という言葉にショックを受けるワーグナー。ああ、出来損ないって言ったのは三弦さんだったんだ。激しく逆らうワーグナー。けっこう胸の痛くなる場面です…そうか、響吾さんを「自分を作ってくれた父さん」として心の拠り所にしていたんだね。

■ここからドボちゃんとさすらう姿が映されます。古すぎて通じないと思いますが、砂の器の映画を思い出した。全然シチュエーションは違うけど。ホテルに住み込みで働く姿は6話でも出てきましたが、ワーグナーは作曲をしながら見返してやる!とどんどん暗い思いを増殖させている。

■そして、ホテル従業員時代に1期23話の、ミツルロイド改を使った世界総バッハ化を見たわけです。さらに見返したい、の思いを強くするワーグナー「僕の作る音楽で世界の全てを満たす」

■バッハ様、カツラ装着して準備万端。「おまえは音楽家ではない」と言い切ったけど、この言葉はどういう意味だろう。

■ドボちゃんがまずはムジーク発動。諏訪部さんのムジーク口上は低音が響いて素敵。

おおお!本当にムジーク対決!!「新世界から」が発動されますが、バッハ様はタクトを振って打ち消してしまいます。つおい。バッハ様も本気出して来たよ。口上もひっさしぶりだぁ!「魔力のアリア」きた!

■「処遇については考える。悪いようにはしない」と言うバッハ。ただ、ワーグナーには上から目線な言葉に聞こえただろうね。

■また負けるのか?とワーグナーは何かを思い出しています。これは史実の革命?

ついに!ついにワーグナーの体が光ってムジークが発動します。

口上は「ヒュアト デン ムジーク デア レボルティオーン」と言っていました。

レボルティオンというのはRevolutionのこと?やはり革命?

タクトは羽の形をした剣?この剣のデザインがすごくかっこいいのですが。服装は薄黄色のジャケットに紺色のマント?で、やはり半ズボンなのね。

ムジークは6話で出かかった、「make the revolution ~ワルキューレの騎行より~」

プロデューサーは蔦谷好位置さん。そして、Vocal:ワーグナー〈CV:松岡禎丞ってことで、シューベルトに続いて本人歌唱がきました!松岡さんが歌っている!

私はワーグナーは名前しか知らなくて、この番組があるおかげで予習したくらいなのですが、勇ましい曲ですよね。もう例えがアレなんですが、ドラクエっぽいというか。語彙が全くなくてすみません。

ワルキューレが出てきてバッハに攻撃して、タクトをふっ飛ばした?カツラとグラサン外れた?強いね!

ワーグナーの手に、バッハ様のタクトが!トッカータとフーガが!えええ?後ろにオーディーンみたいなのが!「あなたの地位も名誉も権力もムジークも全ては僕のものだ!」と乗っ取り宣言?

ふっとばされて、溶鉱炉のようなところへ落ちていくバッハ様。

北欧神話に全然詳しくないのですが、漫画やアニメでもよくモチーフとして使われますね。だいぶ昔から連載している「クリスタルドラゴン」という漫画が好きで、色々な神話が出てくるのですけど、北欧神話の影響を受けている地域の話がとても好きだったので、今回のお話を見てまた漫画が読みたくなりました。

■その後チャイコたちと社内でばったり。いつもの変装ではなくてムジーク衣装になった途端、「歌苗の弟」「ワーグナー」と理解するチャイバダと三弦さん。つっこみませんよ!

■全てを理解した三弦。バッハのムジークを奪ったというワーグナー。三弦さんは案外冷静にしていますね。

■去っていくバッハ様を追うチャイコちゃんとバダ。いつもバッハ様命なチャイコちゃんはかわいいなあ。報われてほしい。妙に冷めてるバダも、らしくて好きだわ。

■バッハ様〜!だった社員が今度はワーグナー様〜!になってしまっています。「ワーグナーが!世界を変える!」とか皆で叫んじゃって、あぶないブラック企業だよ…ドボちゃん、ちょっと呆れてるよ。

■バッハさんが使ってた執務室?の肖像画が全部、史実おっさんワーグナーになってる!!自分大好きだねえ。うちの娘は「誰あれ…」とおっさんワーグナーとワー君が結びつかなかったようです…

■怒り狂うクラクラのところに、仕事全部キャンセルの連絡が。そして、街頭のオーロラビジョンには、WATARUのベールを脱いだ姿が!

■World! Amazing!Galaxy!Never!Ending!Revolution!WAGNER!

なに一生懸命壮大っぽい雰囲気出してるの!いちいち体で文字を作ってるし!自分がアイドル活動したかったの?衣装、普段のほうがかっこいいよ!せっかく美少年なんだからさぁ。

■所詮前座だった、とソルクラ無期限活動休止を伝えられたチャイバダは怒って出ていく。ワーグナーはなぜか三弦さんに「僕のマネージャーになってもらう」と。なんの企みかなあ。三弦さんはここでもあまり表情を出さないっすね。

音羽館。ワタル=WAGNERに最初に気づいたのは奏助。あの家、芸能情報には疎そうだもんね。転がり込んできたチャイコとバダ。するめをかじってる!ワタルも帰宅します。そしてついに自分たちがクラシカロイドワーグナードヴォルザークであることを明かしました。

驚く一同。だましていてごめん、けど、音羽博士を本当の父親だと思っていると告げるワーグナー。「生んだ覚えがないから変だと思った」って、日芽歌さんはどうやってワタルのことを納得していたのか…考えちゃだめだ!

「八音の君たちができなかった革命を成し遂げる事」「八音より優れていると証明する事」を成し遂げたいらしい。ドボちゃんがやっぱりちょっと目をそらしてる。僕の革命を見ていてね、と出ていくワー君を複雑な顔で見送る歌苗。ベトモツは部屋が戻った!と喜んでいますがさて。

 

次回は紅白ムジーク合戦?お遊び回ですね。NHKだもん、堂々と紅白って言えるしね!今までのムジークのおさらいかな?これも監督のtwitterによれば半分総集編、半分新作とのこと。年内ぎりぎりまでクラシカロイドを見られるなんて、本当にうれしいです。ありがとう。

 

ということで、どシリアス回でした。色々頭がこんがらがることがありますが。

ちょうど折り返しのところまできたので、今回のお話も含めて気になった点を何点か。

■まず驚いたのが、「出来損ない」発言が三弦さんだったこと。

三弦さんは1期は落ち着いた風でありながら妙に浮き足だっているところがありましたが2期はまだ本心がよくわかりません。実はかなりの重要人物ですね。

「出来損ない」という言葉を聞いてしまったワーグナーの辛さはこちらも心が痛くなりました。自分にも覚えがありますが、相手は軽く言ったことでも、かなり長く心を抉るものです。

ただ、三弦さんは(響吾さんもでしょうが)あくまで量産型を作るためのプロトタイプ作成中で実験していたわけだから、そうなると一定の割合で失敗作も出てくるわけでそれを評価しただけとも取れます。つまりはクラシカロイドが「人」なのか「モノ」なのか。人と考えれば出来損ないはひどい。けどモノとなると違う。

三弦さんは自分たちで開発したはずだったロイドのバッハ様の考えに持っていかれてしまうわけだから、「モノ」と思ってるとはあまり思えないのだけど。

■それからワーグナーがバッハ様に勝つ展開は予想していましたが、まさかムジークを奪えるとは思ってもみませんでした。バッハ様がこれで終わりとは思えないので、身を隠しながら調査したりするのかな。

■次にワーグナーは三弦とバッハは恨んでいるのに、響吾さんのことは「父さん」と大切に思っていること。日芽歌や歌苗に対しても、裏があるようには見えませんでした。

実はもっとえげつないことを言って音羽館を出ていくのでは、と心配していました。「利用してやったんだ」みたいなことを言って、歌苗がとても傷つく、とかね。そういう展開じゃなくてホッとしました。

響吾さんに対する思いはロイドによってずいぶん違うようです。

バッハやワーグナーはとても思いが強い。一緒に逃亡したベトとモツも思い入れはある。特にベトはあんなに漆黒のハーモニーにこだわったわけだし。シューベルトはロイドの中で唯一実際に逃亡後の響吾と会って言いたいことを言えていますが、バッハのような思いとはちょっと違うかな?

リスト・ショパン・チャイコ・バダはそれほど思い入れを感じません。この思い入れの違いがやはりロイドが「人」だからなのか。ドボちゃんもよくわかりません。

■歌苗ちゃんの気持ち。ひどいことは言われなかったけど、あんなにかいがいしく世話していた弟が急に出ていってしまった。しかも本当の弟ではなかった。この辺は触れてほしいところ。

■結局ワーグナーは何をしたいのか。まさかちょっとダサい、自身のアイドル活動が目的とは思えません。今回、バッハのムジークを奪っていましたが、あの能力はたまたまなのか、またやれるのか。たとえば、今後ベトやモツのムジークを奪ったりするのか。

■あと個人的に気になるのが、日芽歌さんはまだ何か隠し玉を持っているのかどうか。ワグドボについてもっと情報を持っていたのかと思いきや、特にそうでもありませんでした。今のところは、音羽館のトラブルメーカー的存在。あと、ワタルが歌苗の弟ということを歌苗に納得させるために出てきたとしか見えない。もう少し何かありそうなのですが。

■もう1つ個人的に気になるのが、過去の話でワタルがとてもシューベルトについてアタリが強かったこと。5話で「人のムジークでうんぬん」言ってたよね?今回、勝負したのはワーグナーのムジークだけど、アルケー社の人心掌握はバッハ様の力よね?どういうこと?

他のロイドたちには嫌がらせレベルだったのに、シューさんには面と向かってガンガン悪口を言ってたので。まあ、これは単に言いやすい人に文句を言ったってだけかなとは思っているのですが。

私は考察が苦手なので、あとは何も考えずに見たいと思います。しばらく、ギャグ満載がくるかなあ?と思っています。そういうお話も大好きですのでお待ちしております!

今日の1枚(*^_^*)

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角が取れた方がかわいい!って言われて、照れるドボちゃん。かわいい♪

今回はものすごくシリアスな回だったのでこのシーン、和みました。チャイコとバダが画面にいると、パッと明るくなりますよね。ドボちゃんの今後も気になりますね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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