すずらん部屋

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クラシカロイド 第16話(2期)「未知との再会」感想

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こんにちは。

今回はベトが赤ちゃん返りをするらしい…。予告ではベトがオウチカエルとたどたどしいしゃべり方をしていましたが…。シューさんがママになっちゃうの?先週とは打ってかわって、ギャグは多いものの意外としっとりとしたお話になりました。

感想♪♪

■ハママツ市民交響楽団の演奏を聴きにきているベトと奏助。第9真っ最中。ベトってば指揮者気分でブツブツ言いながら腕を動かしまくりです。隣りの人が迷惑そう。ところでなぜこの2人で聴きにきたんですかね。奏助なんて、のび太ばりの鼻ちょうちんを出して爆睡なのに。

■演奏が終わると、ベトは涙を流してア〜ンコール!と叫びます。衝撃波のようなものが出てる!

 

音羽館でテレビを見る女子陣。音楽ホールでの爆発ニュースを伝えています。現場にいたはずの奏助に質問しても、すっとぼけています。まあ何にせよ怪我人が出なくてよかった。

■帰宅してからのベトが変。モツに合わせておならプップーとかやってるし。シューが「あなたは偉大なるベートーヴェン先輩なのですよ!」と泣きながら訴えていますが、ベトは全然わかっていない。幼児退行ですね。

■そして先週のどすこいからあっという間に元の体型に戻ったみんなが羨ましすぎる。実はまだお腹に少しはお肉がついてるんでしょ?w

■リストさんはシューのムジークを疑います。またダダ漏れ疑惑?とはいえベトしか赤ちゃん返りをしていないので違う、と妙に冷静なチョッちゃん。リセットという言葉に反発するシューさん。

■というか、ベトを心配してるのはシューさんだけなのね。あとは、一晩寝れば治る扱い。このドライさ、嫌いじゃないですよ。

■あっ、ベトとモツはまだあの物置部屋に寝てる!ということはベトモツの各個室はやはりチャイバダが使っているということでOK?そしてシューさんは相変わらずリビングのソファーで寝てるのね…歌苗ちゃん、広さは十分あるんだから、お布団をセットで用意してあげて。今更だけど、ソファーで毎晩寝てたら疲れが取れなさそう。

■服を脱いでしまったベト。寒くないの?ベトが玄関先でハッシーに迫る、ハッシーが後ずさりする、の動きが、というか間が面白くて、笑いました。

■ドボちゃんにビビるベトを慰めるシュー。シューさんてば、ドボちゃんは顔が怖いだけ、とかまた微妙に失礼なことを言っているw 泣いてるドボちゃんをなでなでするベトがかわいい♪

■シューは先輩を育て直すと決心しました。ゲームデータが消えたチョッちゃんが、ゲームに準えて「元に戻る確率って超レア」と発言。ゲームじゃないと怒るシューさんはモツの言う通り教育ママンね。

■朝食。ベトにぴったりついてフォークの使い方を教えるシューは、何だか過保護ママですなあ。ソーセージを一口食べたベトは「ウ〜マ〜イ〜!」と叫んで何かが爆発します。ベトは普段からよく爆発させてるのに、赤ちゃん化しても爆発。歌苗ちゃんも大変。

■シューが手!足!立つ!とかやっているのに、いちいちおっぱい!とかうんこ座り!とかちゃちゃを入れるモツ、最高。意味のわかっていない子におかしなことをさせるのって、親戚の酔っぱらい親父のようだ。そんな様子をもう大して驚かない歌苗ちゃんは鍛えられすぎ。

■豆をお箸でつかむ練習?シューさんてば1期4話では箸をまるで使えていなかったのにね。ところであの豆はなんの豆?

■ベトはドボちゃんとハッシーとはすっかり仲良くなった? ごはんも上手に食べられるようになって、シューママンの教育の賜物?

■夜。暗いリビングで鍵盤ハーモニカをたどたどしく吹くベト。シューママンも横についてる。でも眠くなっちゃってシューに膝枕状態のベト。うわぁ(*//∇//*)

シューさんのせりふが、もう、なんていうか。そばにいられて幸せ、と言っているけど、「こんなに近くにいるのに先輩の心はとても遠くにあるような気がして胸が痛むのです…。なぜなんでしょう…。私は…既に先輩を失っているというのか…?」というのがすごく胸を衝かれる。

■屋根の上に上がってベトさんてばまた鍵盤ハーモニカ。今度は歓喜の歌ね。シューもいつの間にか屋根に来て、鍵盤ハーモニカで歓喜の歌を吹きます。というか、1期の家事回では屋根に上がるのを怖がってたのに、平気になったのね。

■あ、ベトの手にタクトが!ムジークなのか?ベトが指差ししながら、ベト、オウチ、クル、などと言い出して、必死に意味を理解しようとするシュー。日没、山頂に家が空から来る?ところで、夜が明けちゃっていますが、キミたち寝なかったの?

 

■ベトを引っ張り合うモツとシュー。リビングでお楽しみ会って何w 「シューくんのお楽しみ会なんか楽しくないよ」って、何かわかるわー。とんでもなく外した企画を用意しそう。

■パッド君の大岡裁きの解説キター! 小さい頃、時代劇を親や祖父と一緒に見てたからね、大岡越前はよく見てたからもちろん知ってるわよ!

■歌苗ちゃんの一喝で事は収まりました。わーい、正座説教だ!花金だからナンパ!っていうモツ。花金て久しぶりに聞いたよ。っていうか、花金て平日働いてる人の言葉だよね。年中ニートなモツなのにw 

■シューは「宇宙から迎えが来て先輩が帰ってしまうから外に出したくない」と訴えるも本気にされない。まあねえ、かぐや姫みたいね。

■突然警察が来てしまいました。市民ホールでの爆発の容疑がベトにかかってると。奏助のSNSから足がついたみたい。

■歌苗に言わなかった奏助はよくなかったかもだけど、彼なりにベトをかばってるんだよね。事情もちゃんとわかってるし。でも、第9で感動しすぎてムジークがポロリ出ちゃった感じって、ポロリ言うなw

■ベトは家を出ようとするけど、ここで暮らせばいいというシューさん。なんか切ない。僕にまかせて、とモツがタクトを出してムジーク発動。わ、炎のレクイエムだ。モツの協力に今回ばかりは素直に従ったね、シューさん。ベトを連れたシューさんは警察を振り切って音羽館を出ます。

■ええっ、先日のくそつまんない映画に出てた牛子さんと馬男さんが2人乗り自転車でサイクリングしてる!まさかまた出番があるとは思わなかったよ。シューはこの2人が乗ってた自転車を強引に借りて山に向かったよ。

■チャイコちゃんは「白鳥ROCK」ムジークを出した!まさかチャイコちゃんまでムジークを出すとは思わなかった。みんなの協力体制いいね!けどリストとバダは館に閉じ込められたよ。カップル成立しないと出られないんでしょ?バダちゃんの後ろにいる警察官の顔つきがすでにやばいのですが。モツ・奏助・歌苗はベトたちを追いかけることに。

■必死に自転車をこぐシューさん。姿は大人のベトを乗せて坂道をこぐのは辛いだろうなあ。ベトが田園ムジーク発動?ふわっと宙に浮いたかと思うとロボ化。というか自転車のシーンを見てこれはE.T.パロ?と初めて気付きました。昔に1度見ただけなので細かいところを全然覚えていないよ。アボカドー!でジャンプするのね。

■山慣れしてるモツに着いていくのは大変ね、奏助と歌苗ちゃん。てか、これってハマゴン騒動の時にモツが籠もっていた山?というか、シューさんたちは自転車でモツたちは徒歩なのに、モツたちってばやたらに着くのが早いんですが。ムジークでワープしたのかしら。

■UFOが来てしまいました。そう、1期最終回で地球にやってきたUFOですね。どうやら、歌苗ちゃんたちが地上に帰される時に落ちてしまった宇宙人くんがいたようです。迷子になっちゃったのね。

■宇宙人は例のコンサートで「知ってる人」のベトを見つけて取りついたのね。それでベトのムジークを使ってUFOを呼んだと。1期最終回からどのくらいの時間が過ぎているのかはわかりませんが、宇宙人くん、それは大変だったね。

■先輩がUFOで行ってしまうと思ったシューさん。先輩は宇宙からやってきてすばらしい音楽をもたらしてくれた、と勝手に思い込んだ…そして使命を終えて帰る、と。「置いていかないで下さい!ベートーヴェン先輩がいない星など私には意味がないのです」とUFOに向かって走り出す。

なにこれ。ちょっと。すごく切ないんですが。シューさんにとっての先輩の存在ってものすごく重い。

■ベトに取りついていた宇宙人は抜け出してUFOへ。えっ、シューさんもUFOに入っちゃった?

■壊れた市民ホールも不思議な力で元に戻ったよ!プリキュアみたい!

■ベトはいつも通りに戻った。めんどくさいルー君に。というか、取りつかれていた期間の記憶はなさそうね。シューさんは大丈夫なの?

■数日後。ベトは火炎放射器で雑草を焼こうとしている。野焼きはダメよ。完全にいつものベトね。

■ロボットというか、何だか金属加工されたシューさんが帰ってきました。レゲエの時と違い、シューだとわかってもらえただけよかったよ。体の中央にあるモニターの絵がデフォルメされてていい味出てる。

■ベト「安定のシューベルト歌苗「宇宙人かぶれ」なるほど、家を空けたあとに、雰囲気や衣装が変わって帰ってくると「安定のシューベルト」で何かにかぶれたって扱いなのね。シューさんはこういうキャラなのよね。いいのよ、視聴者はかぶれとは思ってないからね!

 

来週はウエスタンロイド?ネタ回でしょうか。リッちゃん、かっこええ。シューさんがすっごくSっぽい顔をしているのですが。

 

ギャグ回と思ったし、実際ハッシーに迫るベトとか、下品なことを教えるモツとかたくさん笑ったのですが、意外にもママンなシューさんは教えていることについてはまともでした。ママンというより先生?やっぱり音楽も教えてたしね。さすが教師経験あり。

今回のシューベルトは、ときめきトゥナイトの主人公・江藤蘭世を思い出して仕方なかった。たぶん、40代以上の方しか知らないとは思うんですが、りぼんで連載していて、かなり流行った漫画です。うちに文庫版があります。大好きです。

蘭世は一途に真壁くんという同級生の男の子のことを想うのですが、まさにその真壁くんが死んでしまった、と思った時に「真壁くんがいない世界なんて生きていてもしかたがないもの」って言うんですよね。口だけではなくて、そのくらい想っているというのは物語から伝わってきます。

そういえば真壁くんは、色々あって、生まれ変わって一度赤ちゃんになってしまうのですが、蘭世はその赤ちゃん状態の真壁くんを世話しながら「今、一番そばにいて支えてほしいあなたがいない」って泣くシーンがあって、これも今回の「近くにいるのに遠い」というところがシンクロしちゃいました。

「あなたがいない世界なんて意味がない」っていうのは、一見依存的で、他の価値を認めないみたいでちょっと閉鎖的にも聞こえるんですが、それくらいシューにとってのベトの存在は大きいわけで。お慕いしている、とか敬愛とか、そういうレベルを超えてしまっていないかと思うわけです。1期4話で言っていましたが、まさに「我が魂の師」なわけですね。

蘭世のせりふでこんなのもありました。「真壁くんはわたしにとって他人じゃない。わたしの一部なの。ううん、半分を占めているかもしれない。その半分が死んでしまったら残りの半分も生きてはいれないわ」

シューさんだって普段はそんな深刻なことを考えたりはしてないでしょう。生きていけない、ではなくて、意味がない、だったしね。ごく普通に(?)先輩をお慕いしているわけですが、今回は先輩が宇宙に帰ってしまってもう戻らない、と思ったからこそ出た本音、というか心の奥底にある思いというか、あの叫びに心が揺さぶられました。

 

 私が持ってるのは文庫版なのですが、新装版も出たみたいですね。ギャグも多くていまだに読み返します。

 

今日の1枚(*^_^*)

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夜、音羽館の屋根に上がって、鍵盤ハーモニカを吹くシーン。ニコニコのベトがかわいい(^.^) いつも思うけど、シューさんて横顔が美しい。ベトが宇宙人に取りつかれていても、二人は音楽でつながれてよかったな、って思う。

リビングで鍵盤ハーモニカを演奏しているシーンも、このシーンも、必死に自転車で山頂に向かうシーンも、宇宙人が帰っていくシーンも夜が多くて、夜の月、星、暗い音羽館、ハママツの街が美しかったです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

※画像は©BNP/NHK・NEPより引用しております。

 

1期(第1シリーズ)の感想


2期(第2シリーズ)の感想