すずらん部屋

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クラシカロイド 第5話(1期)「漆黒のギョーザー」感想

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こんにちは。今回は1期5話の感想です。

初回からとにかくギョーザーにのめり込んでいたベトが、なぜそんなにこだわっていたのかが明かされる回。意外と納得のいく理由で、かなり驚いたのは私です。

2曲目となるベトのムジークの演出が面白すぎて、毎回笑ってしまう回。けどしんみりもするよ!

感想♪♪

■冒頭から火炎放射器でギョーザーを焼くベト。爆発させています。いくら敷地が広いからってこんなにしょっちゅう爆発させていたら、絶対消防署から目をつけられるレベル。レシピ本に火炎放射器なんか出てこないから!なぜいつもこんな焼き方をするのか、ベトよ。

■ベトは単においしいギョーザーを作りたいというわけではなく、「心を震わせた漆黒のハーモニー」というものを求めているようです。何か作りたい味がはっきりしているみたい。

 

アルケー社。ベトたちの報告書に書いてある数字は一体なんだろう。「回収すべき」という重役に対し、音楽用語のみで話すバッハ。「アレグロ ビバーチェ プレスト」なんて言うのをチャイコフスキーが訳して伝えています。バッハ様、いいお声ですね!

音羽館。歌苗が先程の爆発の掃除をしています。「熱中すると他のことは全然お構いなし」なベトについて、奏助は歌苗の親父さんに似てると言います。うん、確かにね。

ここで父親が音羽響吾という名前で研究者、あちこちに借金を作ってお母さんが苦労した、ということが出てきました。

■何かお菓子を出してきた奏助。食べ飽きた、という歌苗。この2人の幼馴染み関係っていいですね。お互いを呼び捨てで呼んでいますが不自然さが一切ない。小さい頃からそう呼び合っていてそのまま、って感じがね。

■チャイコちゃんは、バッハ様の言葉はわかるけど、彼の真意はわからない。そのことに心を痛めているようです。この辺りのチャイコちゃんはまだ難しい表情をしていて敵方って感じです。キングという名前のネズミに何か依頼するチャイコ。

音羽館。ベトが傑作ギョーザーを皆にふるまうも「バカなの?」と言われるほどまずかったようです。

というのも、中の具を「一気呵成に焼き上げ」て炭化したものを包んだという…一気呵成って。ベトさんて四字熟語が似合うわ。些細なことでも大仰に言うから。

■「漆黒のハーモニー」という言葉がまた出てきました。具が黒いということがわかりましたよ。リストに元々黒い食材なのでは?と根本から覆すことを言われ大ショックなベト。

■早速黒い食材を買いに出たモツと奏助。さっきのキングが人型になっていて、あとをつけています。

■奏助が全部お金を出したようですが、あんなにたくさん買ったら一体いくらしたんだろう。奏助、いいヤツすぎる。

■ネズミに黒豆を奪われ、案外楽しそうに追いかけるモツ。袋小路に来たところでキングが現れました。うまく追い込んだようですね。キングに後手を取られてしまうモツ。

■キングに帰るべきところに帰るんだ!と言われるがモツはさっぱり意味がわからない。「僕の帰る所は…音羽館!」っていいですねえ。

 

■一方音羽館。様々な黒い食材でギョーザーを作ってみたものの、漆黒のハーモニーには程遠く悔しがるベト。「あの味は苦悩を歓喜に変えてくれる味なのだ」おぅ、いつになく真面目ですね。

■ベトの回想。4話で出てきた、研究所から逃げ出したその後のようですね。白衣を羽織ったベトとモツが所在なさげに座っています。歌苗のお父さんがその時、「食べてみな」と出してきたのが、その漆黒のハーモニーの餃子。甘いようです。甘い、っていう情報がもっと早くにわかっていたらこんな遠回りはしなくて済んだかもね。言わなかった辺りはベトらしいんですが。

ショパンが「食べて」と持ってきたギョーザーを食べてびっくり。かなり味が近いようです。中身はあんこ。チョッちゃん、ネットで調べてたのね。一口食べた奏助は、小さい頃歌苗のお父さんが近所の子を集めて作ってくれた餃子と似ていることに気づきます。ベトの、「似ているけど、まだ違う。甘くて辛い」という言葉を聞き、歌苗は何かに気づきます。

■そんなところにモツが帰宅。キングも着いてきてました。クラシカロイドを返してほしいと言われて、?な歌苗ちゃん。リストはキングがどこから来たのか察します。

■「チャイコ様お力を」とキングが指を鳴らすとその合図を受け取ったチャイコフスキーがムジークを発動させます。

■口上は「プースチ ムーズィカ プリニショート フシエム スチャースチエ」ロシア語だぁ!

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チャイコはバレエを踊りながらタクトを振り、変身します。タクトが新体操のリボンのようになっていてその中で変身!この変身シーンのチャイコちゃんは、元々美少女だけど、そりゃもうさらに超絶美少女です。プリキュアの変身シーンを延々と見ていられる私ですから、もうこのシーンは何度リピートしたことか。ツインテール姿がかわいい。

ムジークは「SHALALA 悩んでても解決せん 〜くるみ割り人形より〜」

プロデューサーはつんくさんです。大変有名な曲ですね。このムジークを聴いてからというものの、冒頭の「タンタタタ タンタンタンタンターン」のところが原曲でも「なやんでても解決せん♪」としか聞こえなくなりましたw

■人型キングのコピーが大量に現れ、クラシカロイドたちを連れ帰ろうとします。モツの猫真似もきかず。

■部屋から取ってきた、浜乃屋の味噌まんじゅうがキングたちの衝撃で奏助の手から吹っ飛ばされそうになります。

「お父さんの餃子の秘密が!」という言葉を聞いたベトは驚異的なジャンプ力で味噌まんじゅうの包みをゲト。ついに漆黒のハーモニーの味にたどり着いたベト。ムジーク発動します。

■さっきまで餃子のことで落ち込んだり悩んだりしていたのに、求めていた味に出会えたからか自信満々な雰囲気になるベト。

■ムジークは「皇帝の美学」

曲解説はパッド君がスリープしているからかチョッちゃんがかわりに♪

■たくさんのコウテイペンギンが出てきて、人型ネズミたちをすごい勢いでなぎ倒していきます。このペンギンたちが強烈で、バンバン叩いたり踏んづけたりしていて面白い。高速往復ビンタみたいなのが、つい笑ってしまう。最後にとても大きいペンギンがキングを殴って終了。強いペンギンたちだ。

 

■夜。浜乃屋の味噌まんじゅう入りギョーザーを食べる面々。味噌まんじゅうって、奥浜名湖の辺りの名物なんですね。これも食べてみたい。歌苗の好物が餃子の隠し味で、その味にあそこまで執着していたんだね、ベトってば。たまたまとはいえ、これはフラグですか?ちょっとニヤニヤしてしまう。

■響吾のことを思い返すベト。「漆黒のハーモニーは右も左も分からなかった俺に光をくれた、まさに運命の一品なのだ」

ベトの言葉を聞いて、歌苗も昔のことを思い出します。響吾さんは「楽しんでくれたかな?」と歌苗に言っている。ベトモツに言ったのと同じで、シンクロしてますね。響吾さんの性格がよくわかる一言。

 ■最後に、響吾さんの姿がパッド君に映ったよ。いいタイミング!

 

今まではあまりベトの性格がわかりませんでしたが、この回で彼のことが少しわかってきました。多くは語らないので誤解されやすい人だと思います。こだわるにはきちんと理由があったことに驚きました。普通の餃子と甘い餃子は明らかに違うと思うのですが、普通の餃子も気に入ってたんですね、ベトは。

また、アルケー側からはっきりと攻撃された回なので、なぜそこまでしてクラシカロイドを回収したいのか?ということが気になる回でした。バッハ様はひたすら音楽用語なのでしばらく真意はわからないままです。次は少しお話が動きそう…と期待。

 

今日の1枚(*^_^*)

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漆黒のハーモニーを味わって「楽しんでくれたかな?」と響吾さんに言われた時のこのベトの表情。すごーく深い顔ですよね。この人、こういう表情もできるのね。あの回想の時はたとえベトといえど不安だったんだろうけど、ギョーザーを食べて響吾さんにあのように言われて、少しホッとしたんだろうな。ベトは大人の男性として描かれているなあ、と感じます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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