クラシカロイド 第10話（2期）「リストvs.リスト 運命の鐘（ゴング）」感想
こんにちは。
今回はリストさんのお当番回ですよ！1期8話以来でしょうか？
やさしいお姉さん要素と姐御要素がありますよね、リストさん。 予告で出ていた、怪しい理栖斗とは何者？と気になって、始まりました。今回。
リストさんの独白が思った以上に多い、かっこいいリストさんが見られたお話でした。
感想♪♪
流れに沿って、いつものようにつらつらと。
■リストピアノ教室のチラシを歌苗が持って帰ってきたところからスタート。リストさんは名前を騙られたと思い乗り込むことに。
■例のピアノ教室の講師の葵理栖斗（あおいりすと）。長髪イケメンで歯も輝いている！個人レッスンの割引クーポンを配る手つきが鮮やかすぎる。何者だ、この人。
■リストさんは「私の名をかたって商売するな！」と怒りますが理栖斗から「あなたのような美しいレディーがなぜそんな世迷言を…」とバトルアニメの美形キャラのセリフみたいなことを言われます。世迷言って久しぶりに聞いた。
■理栖斗はピアノ演奏での勝負を持ちかけてきます。それに乗るリストさん。理栖斗が「フランツ・リストの生まれ変わりだ！」とか言って商売しているならともかく、普通に自分の名前のピアノ教室なので、リストさんの言い分はほぼ言いがかりなのにわざわざこんな提案してあげるとは、理栖斗けっこういい人だな。見た目の胡散臭さにだまされるところだったわ。それはともかくリッちゃんの神業ピアノ聴ける━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!! と思ったら…
■あれ？リストさん、おでんの屋台でやけ酒。どうやら散々だったようです。最近はあまり真面目に弾いてなかったとか。1期でも出てきたピアノのバイトはホテルのバーだったんだ。あれ、素敵だったけどなあ。
■荒れてきたリストさん。店主に止められるも、「うるせー飲ませろ！これが飲まずにいられるか！」って、チャイコちゃんみたくなってるw
■ええっ、ベトが探しにきたよ！「確保した」ってリストさんの腕をつかむところ、ドキドキしてしまった。一緒にいたシューが公衆電話でチョッちゃんに連絡。そこから今度はパッド君にメールが。連携プレイ。奏助と歌苗とモツも街中にリストさんを探しに来ていました。
■リストさんの周りでみんな心配するの図。いつも大らかなリストがなぜこんな勝負をしたのか訝しみます。
■リストさんの回想。けっこう過去のことをしっかり覚えているのね。史実リストさんは気品があって、その上ピアノが素晴らしすぎたからもうみんなうっとりです。わかる。
■モテモテすぎてどこにいっても演奏会は大盛況で傲慢になっていた、と振り返るリストさん。いつもややテンション高くしゃべるリストさんが、少し抑えた声で自分の気持ちを語るところはとてもよかった。回想はややセピアっぽい色合いで、現実の部屋は暗い。トレーニングウェアに着替えながら過去の恋のことも回想します。音楽家ふぜいに伯爵家の娘はやれない、なんてきっついですね。日本でもそうですが、昔は特に芸術関係の人は低く見られていて、シビアなものがあります。
■夜明け前の音羽館の玄関先で体をほぐすリストさん。あの頃は若さと美しさしかなかった、あいつ（葵理栖斗）と同じ、それなのに負けるなんて、と走り出します。やけ酒を飲んでも、酔いが醒めたら自分を振り返り、感傷的になりすぎることもなく、先を見据え走り出すリストさん。とても大人だと思いますよ。
■朝早く音羽館に届くグランドピアノ。リストさんが購入したようです。いつの間に。
■みんなのパジャマ姿がかわいい。シューさん、寝るときくらいベストと靴下（タイツ？）は脱いだら？ワー君のパジャマもかわいい。
■ピアノに大はしゃぎなモツ。「大家殿から私たちへのサプライズプレゼント？」って、シューさん都合よく解釈しすぎですよ。けど、みんなピアノが欲しかったんだね。音羽館のホールは広いし、なぜピアノがないのかけっこう不思議でした。自動オルガンがあるからかな？って思っていたけど、あれ壊れているしね。
■果たし状をリストさんから預かったけど、理栖斗には渡していない歌苗。リストさんはトレーニングやピアノの練習を頑張っているので再戦の機会を、というベトに対し、「音楽は争うものじゃない、心に響くかだっていつも言っているじゃない！」と歌苗ちゃんがベトに詰め寄る。ちゃんと歌苗ちゃんに届いていますね、先輩の主張。
■リストのピアノ対決に、アルケー社まで絡んできました。ワー君が手を回したようです。理栖斗がアルケー社で、クラクラと三弦さんとお話。キラッキラな理栖斗にみんな胸キュン（死語）しちゃってますよ。あなたたちバッハ様はどうしたのよ！！
■ワー君はリストに恥をかかせたいらしい。ハママツの街中にまで大きなポスターがあちこちに貼られている！相変わらずノリのよい街だ。女の子たちは理栖斗に夢中。歌苗もちょっとポッとしてたけど、うちのリストさんを応援する！って。そうだよね♪
■チョッちゃんが「打倒イケメン。モテメン粉砕」ってネットで男たちをあおる。ああ、また変な方向になりそう。大勢の男たちがリストさんのトレーニングを追いかけているし。
■当日。会場は葵理栖斗のファンクラブで占められてしまい、「会場に集まった観客の判定で決する」という判定方法だと非常に不利なことに。
■チャイコとバダが司会？ドレス姿、かわいい。ああ、イケメンオーラにやられて倒れちゃったよ。恐るべし葵理栖斗！
■理栖斗が「愛の夢」を弾いた後、いよいよリストさん来た！ってトレーニングウェアのまま。おもむろに上着を脱いだ時のみんなの反応が面白い。
モツはにへら顔、奏助は顔を赤くしているし、シューさんはびっくり顔。このシューさんとてもかわいい。葵理栖斗は点目になってるよ！
■リストさん相当鍛えたのね。ムキムキ筋肉ガールになっている。ここでまた史実シーンが入ります。パガニーニのお話来ました。「僕はピアノのパガニーニになる！」の史実リストさんから、いつものふわふわしたところがまるでないシビアな現実女性リストさんに切り替わるところがよかった。
「ラ・カンパネラ」を弾くと、会場の人たちや理栖斗や、果ては画面の向こうから見ていたワタルまで涙が。
■リストさん、力強い演奏でピアノが壊れた？もう1台で弾くもののまた壊れる。パッド君解説によると、リストは情熱的な演奏をするので壊れることを考慮して3台用意してコンサートをしていたそうな。ええっ、ピアノって弾いて壊れるものなの？すごく頑丈そうに見えるのに…。音羽館のピアノ、大丈夫かな…。
■会場はみんなリストさんのピアノに感動している。理栖斗は最後まで弾けなかったから失格では？と粘るものの、さっき理栖斗も感動して泣いてたからね。
■リストさんは負けは負け、と認める。こんなちっちぇー男を力技でねじ伏せようとしたのが間違い、愛が足りなかったと。
■ムジーク来ました！あれ？今回はムジーク口上なし？あの衣装になるわけではないし、いつもとテンションも違うからね。でも1期3話以来「ムジーク イスト リーヴェ…」を聞いていないような。ちょっと残念。（すみません、口上聞きたい聞きたい言ってる人ってあんまりいませんよね）
■ムジークは「愛の鐘～ラ・カンパネラより～」。ボーカルは貴水博之さん。浅倉大介さんと貴水さんていえば、accessじゃないですか！我が家にはaccess好きな家族がいてよく車でかけているので、ものすごく身近に感じました。
■今回のタイトルが運命の鐘（ゴング）でしたから、リングが出てくるのは想像できました。けど、予想しない方向に進みますよ。ハンドベルに教会の鐘にお寺の鐘にボクシングのゴングにと鐘つながり？グローブで鐘をゴーン！w
カンパネラはイタリア語で教会や寺院の鐘のこと、とパッド君いつも解説ありがとう。
■会場のみんなはまた泣き出してる。チャイコとバダも元に戻ったようです。親衛隊たちも「感じるわリッちゃんの愛を」って学園祭の時みたくなってる！やっぱりシリアスなリッちゃんでも愛よね！
■理栖斗は煩悩退散！で除夜の鐘ゴーン！髪の毛が…これは坊さんになったってことなの？出家しちゃったわけ？最後は理栖斗と手を取り合っていたね。
■リストピアノ教室。窓に、あのマッチョキューピッドが描かれてるw 坊主化した理栖斗と共同経営なのかしら。ピアノのローンも家賃も払える、と非常に現実的で前向き。
来週はクラクラ回？待ってました。予告でちらっとひげオヤジ化の時のヅラ姿が映ったような。楽しみです！
あと来週になったら、あのグランドピアノがなくなってた、なんてことはないですよね！みんなで弾くんですよね？わたし、信じてる！
今回は史実もかなり入ってきたシリアスな回でした。Eテレらしいというか、史実の入れ方が自然で、印象的な挫折シーンなどを入れていたのでとても心に残りました。失恋の話もありましたね。これは、ほかのメンバーの女性関係ももう少し掘り下げたりするのでしょうか。チョッちゃんは1期で出てきたし。
みんながリストさんを心配して街に出ていたり、会場で、わりと落ち着いて意見を言ったりの表現がよかったです。2期の最初はギスギスしていてちょっと心配していましたが、同じ家に住む同士、仲良くしていてほしい。
モツの白目顔やクラクラ＆三弦の胸キュンなど楽しい絵も多かったですね
今日の1枚(*^_^*)
ジョギングに向かう前の心の独白シーン。髪を一つにしばって、より気合いを感じます。美しい。
リストさん、お化粧おばけメイクしている時よりすっぴんのが美しいよ！声も終始抑え気味で、色々本気が伝わってきたところもよかったです。
全体的に作画がよかったですね。リストさんもシューさんも横顔がとっても美しかった。美しいしか言ってないですねw
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
