すずらん部屋

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クラシカロイド 第15話(1期)「地獄の学園祭」感想

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こんにちは。今回は1期15話の感想です。
このアニメ、よく考えたらメインの人間組は高校生です。今回は思い切り学校の中のお話。モテたい男・奏助につい共感してしまうお話。

感想♪♪

  • 高校の学園祭7日前。準備に忙しい生徒たちが楽しそうです。ライブをやるということでモテてる男子たちを見て奏助も「俺も出るよ!」と割り込み。オリジナルソングを披露する、と言ってるのに全然相手にされなーい。
    今の高校はわからないけど、学校でバンドをやってる(軽音部とか)子は目立つからね。そこに入っていないとバンドと言われてもねえ。

  • 奏助は「俺とバンド組んで下さい!」と音羽館のロイドたちにお願いするものの、タイミングが悪すぎ。彼らは人生ゲーム真っ最中。いい大人だというのに、ここまで大騒ぎして人生ゲームができる皆さんが素晴らしい。結婚できないベトとシューとか、大失恋のチョッちゃんとか、地味に史実が入っています。全然話を聞いてもらえない奏助がかわいそ。

  • 食事中にゲームをするのはやめましょう。お行儀悪いよ!結局リビングでノリノリで人生ゲームを始めちゃう歌苗ちゃん大好き。少なくとも1時間以上は必死に訴えていた奏助、がんばった!
  • ギレドルは禁句ですよ、モツ。ちゃっかり笑ってるチョッちゃんw モテるって言葉に乗っかってしまいましたね。
  • 結局みんな学校に来てやりたい放題なんですが、誰一人として奏助の言ったことを理解しているようには思えない。バンド組むって言ってるのにわかってないでしょ。
  • モツの着せ替えがかわいすぎる。うにょうにょ〜!ベトは勝手にギョーザーの屋台を出すことになってるぞ。もちろん、恒例の正座説教です。
  • リストさんはなぜか恋愛相談されてて、また愛の大放出。ここからの、ひしっ!ひしっ!がめっちゃ面白い。
    ショパンは文化祭のノリについていけない男子と階段の陰で体育座りしてぼやき合う。その都度正座説教の人数が増えていくのがおかしい。
    今度はシューさんが、文化祭について言い合いする男女の仲裁をしつつ「話し合おう」と見守る先生のようになってる…
  • すんなり文化祭の準備に入れてしまってるロイドたちに、うろたえてる歌苗ちゃん。
    みんなでダンボールかぶってショパンにいさ〜ん」(男子声)に大爆笑。
  • 人気者になったロイドたちと並んで「この人たちとバンドを組みます!」と宣言する奏助。ロイドたちはまるで音楽活動をしていなかったけど、なんとなく彼らのことは知れていたのかな?周囲がすごく好意的な反応だったので。
    さて奏助さん。張り切って曲作りに励むものの、飽きてゲームしたり寝たりとなかなか集中できていない様子。

  • 文化祭前日。音楽室でいよいよ奏助が曲を発表。大丈夫なのか、前日だよ前日。練習する時間ないじゃん。 奏助が曲を披露するのをためらうのはわかる。ちゃんと奏助はロイドたちが天才なのはわかっているわけだし。
    この曲はサントラにも入っていますが、なかなかの破壊力です。実際、コップにひびが入ったり校長がぐったりしたりと被害が!

  • ロイドたちがどんな反応をしたもんか、と考えている時、歌苗ちゃんの頭上に暗雲が漂ってるのが芸が細かい。
    とはいえ、よくないものをよくない、と伝えるのはけっこう勇気のいること。普段は傍若無人なベトですらためらうのね。
  • ここで話しだすモツ。正直な意見を言います。ひどすぎ。とても聴いてらんない。基礎から全然できてない。思いついた事をなんとなくやってるだけ。何かのマネでしょ。はい、全部言いました!
  • さすがに奏助も落ち込んで、「曲はみんなが作ってよ」
    多分、自分の作った曲がよくないのは何となくわかってるんだよね。でもズバリ言われるときついものはある。
    ベト「奏助!お前はそれでいいのか?」普段は少年、と呼んでるベトがここではちゃんと名前呼び。
  • そんなところにモツのファンなどギャラリーがぞろぞろ。一曲やって、と言われて、モツがバイオリンを弾き始めます。というか、そのバイオリンどこから持ってきたの。リストさんはピアノ、シューはタンバリン、ショパンはリコーダー、ベトは鍵盤ハーモニカ。
    こういうの即興演奏っていうのかしら。この曲、短いけど大好きです。あんなにふざけた人たちだけど、天才なんだなあ。演奏後、生徒たちに囲まれるロイドたち。しゃがんでるチョッちゃんに合わせてしゃがんでる生徒さんたちやさしい。
  • 帰ってこない奏助を心配する一同。「なんかあったのかな」と天然なモツと「わかんないの?」ってびっくりするシューのやりとりが楽しい。
  • 河原で寝転んでる奏助に、いつも通りサバサバと声をかけるパッド君。いい相棒がいてよかったね奏助。パッド君の言うとおりなのは奏助もわかっているんだよね。
    今年は諦めましょうというパッド君に対して「やだよ 来年まで待つなんて」と奏助。
  • ちくわの取り合いが小学生男子か!って感じでかわいいね、ベトモツ。
    音羽館に来た奏助が「俺 明日のライブ 一人で出るから」と宣言。バァァーカ!がいいね。

  • 当日。バッハ様とミツルさんが視察に訪れます。なぜかチャイコちゃんがさつまいもを売ってる!前回、酒にできなかったイモが!あっさりバッハ&ミツルに見つかって連行w

  • ハッシーまで来てる!焼きそばモグモグのみんながかわいい。野外ステージに奏助は逃げずに来ました。
    バンドを解散したこと、あのメンバーは出ないことを告げた上で、「誰の力も借りず 誰のマネもせず作ったんで」と歌い始めます。 曲はぼくフツウ
    もちろん、ムジークではありません。でも奏助のムジークなのか?本人歌唱。島崎さんが歌っています。 フツウ中の、フツウ中の、フツウ中の、フツウのフレーズのインパクトよ。
    聴いてる生徒たちがバタバタ倒れ、ロイドたちも苦しんでいます。闇…闇ぃ…ハッシーは泡吹いてるし!パッド君までひびが!「でも口だけ番長〜ォオ〜↑」のシャウトのところが腹立つw
  • 救急車出動騒ぎになってる!奏助の妹が運ばれてるぞ!やっぱ付属中学なんだろうか。
    当の奏助は周囲にウケたようで照れつつも満足げ。うん、確かに伝説だよ、あれは。そんな奏助を見届けた音羽ロイドたちも満足そう。めでたし。
    EDはぼくフツウが流れながら今までの奏助の映像。打たれ強い子だよね。
全体の感想

起承転結がはっきりしていて見やすい回です。ロイドたちのハチャメチャさはありながらも毒気は少ない。主役はザ・普通、凡人の奏助。そう、大半の人はこちら側です。奏助にちょっと呆れつつも、「ああ、こういうのあるある」と思えるお話でした。
ベタな流れかもしれませんが、奏助は最後は誰の力も借りずに自分で曲を作り歌い切りました。安易に天才に乗っかることを止めた。それだけでも頑張ったね、と言いたい。ロイドたちが賑やかしながら、奏助の気持ちの移り変わりが丁寧に描けていてよかったです。
そして、改めてモツのことを好きになった回です。別の回の感想でも少し触れましたが、この回でモツは奏助の作った曲に対して的確に批評をします。普段仲良く遊んでることもあるから普通なら言いづらいことでしょう。でも正直な意見を、と言われたから正直に言った。モツは曲については色々言ったけど、奏助の悪口を言ってるわけではない。簡単そうでなかなか難しいことです。一人でライブをやることを決意した奏助を信じて見守っていたモツっていいなと思います。

あとは、学校生活の楽しさをたくさん見せていてよかったです。娘も、高校って楽しそう…文化祭で屋台とかやるの?と色々質問していました。
文化祭あるあるっぽいものも多かったですね。「女装の似合う男子を着せ替え」覚えあります。共同作業が多いせいか恋愛に発展しやすいし、あの文化祭の「みんなで作りあげるぞー!」の雰囲気が苦手な男子もいました。逆に張り切りすぎ組が衝突したり…。軽音部の演奏はすっごく盛り上がっていたなあ。懐かしく思いました。

今日の1枚(*^_^*)

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天才たちのセッション。特に最初、モツがバイオリンを弾き始めたシーン。「一曲やって」という要望にサッと応える。夕方の音楽室、後光がさした感じになっていて特別感が伝わります。聴衆側の足からのぞいている構図が、急に始まったという感じが出ていていい。歌苗と奏助の表情もいいです。普段はおバカなモツだけど、こういうのを見せられちゃうとグッときます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

※画像は©BNP/NHK・NEPより引用しております。

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