クラシカロイド 第11話(1期)「せめて、家事くらい」感想
こんにちは。今回は1期11話の感想です。
音羽館の家事問題。あの広い屋敷は一体誰が掃除してるのか、と思っていたらほぼ歌苗ちゃん一人でやっていたようで…ロイドたちなりに(?)真面目に家事に取り組んでみるお話。清々しいほどギャグに振り切ったお話でした。
感想
親戚のおじさんのお見舞いで家を空けるから、音羽館の家事を覚えてほしいとビシッと言う歌苗ちゃん。モップを持って張り切っています。
いつも歌苗ちゃんが一人でやっている家事をズラズラとあげていきます。電球は誰か替えたげてよぉ。
「この音羽館にも『家事しない者は住むべからず』という言葉が!」一同揃ったところで、家事振り分け表の発表。草むしりにベトとショパンって向かなそう…とか言ってたらダメなんだった。
それにしても皆全然家事してなかったわけね。ベトはギョーザーをよく作っていたけれど、あれは探求だもんね。- 遠くから双眼鏡で振り分け表を見るチョッちゃんが面白すぎ。ところで風呂上がりのリストさんがバスローブ姿なんですが、もう慣れてるのか、皆さん何とも思ってなさそうね。
- 歌苗ちゃん、軽く説明した後、「質問ある人ー」と訊いておきながら、挙手する皆を華麗にスルーw
皆から色々と意見が出ますが、的を射た回答をしつつ全部却下していく歌苗ちゃん。これは相当今まで不満だったんだろうねえ。シンボルを目指すリストさんに、しれっとゴミの分別を依頼する歌苗ちゃんがすごい。 - リーダーをやりたがったり、勝手に担当家事を変更したりと大騒ぎなロイドたち。ゲーム担当とか、真面目とか全く家事じゃなくなってるw
- 仕切り直し。じゃんけん一つでこれまた大騒ぎ。モツってば後出し指摘とか、子どもか!
先輩にうっかり勝っちゃって「あ…ヤッベエ…」っていうシューさん。この人、たまに言葉遣いが乱れるよね。
リストさんに「私はパーを出すわ」と言われてそのままじゃんけんに入る時の慌てているチョッちゃんlove。最近、チョッちゃんがかわいすぎます。
くじも、サイコロも、ズルしたしないで騒ぐし、困った大人たちです。 家事振り分け決定。なにげにパッド君もメンバー入りしてる!
「あ〜…ほんと何なの?あの生き物たちは」と疲れ果ててる歌苗ちゃん。もう、生き物呼ばわりしてるし。
実はおじさんのお見舞いではなく、海月ちゃんに誘われてイズの別荘に行くようです。旅行だー!
…ってことが奏助にバレました。歌苗ちゃんの気持ちはわかってくれたようです。奏助、いいヤツ。と、ここでベトの雄叫びが。洗濯機をユサユサしてキレてる先輩。ここ一連の洗濯機に対する怒りのセリフが面白すぎて。この回は何箇所も爆笑ポイントがあるのですが、まずはここです。
ベト「かっこ ただし その前に必ずポケットの中身を確認 かっこ閉じる!」
かっこってことは、小娘の言う通りにメモったのか、歌苗ちゃんが注意書きを渡してくれたのか。どちらにしろ面白い。ベト以外にも言えることですが、困るとムジークを出して解決しようとするのはどうなのw
オチはふたを閉めないと動かない洗濯機だったようです。最近の洗濯機はそうなのかな?チョッちゃんとパッド君はハッシーのお世話。ていうか、チョッちゃんに一番向いていない家事のような… 前の回でロボット掃除機を(頼まれたからとはいえ)直そうとしていたし、チョッちゃんは家事を割り当てたらやってくれそうに思える。贔屓目かもですが。
パッド君、褒めまくって相手を動かす作戦。ところでハッシーの餌はお魚のようですが、けっこう食費がかかりそうね。モツとシューはリビングのお掃除。モツはモップがけ。やってる様はほとんど小学生男子。騒がしいのでシューさんはまたストレスを溜めています。
「先輩と洗濯機を回したかった…」シューさんはもし洗濯なら古典的なミスをやらかしそうなのでそれも面白いかも。モツの雑な掃除っぷりを笑っていたのに、歌苗はモツをさらっと褒めて次の仕事にかからせ、シューに対しては、細かすぎ、モツを見習ってと言われ「うわああ〜〜〜!」と崩壊し始めた。シューさんが壊れていく様も見どころです。リストさんはシンボルの場所探し。全く家事をする気なし。門柱に上がってポーズを取ってたら、道行く子どもに指をさされてるし。
なぜか屋根の上に上がったモツとシュー。モツは高いところを苦にしていないけどシューさんは屋根にへばりついて大騒ぎ。モツさん、シューに手をさしのべておきながら、ギリギリのところで他に目が行って手を引っ込めちゃうもんだから落ちちゃった。
不運にも着地したところは、先輩が干した洗濯物の上。ベトの髪が逆立つところ、かっこいいです。事情を聞いて、無言でシーツらしきものを拾い上げて戻っていくベト。2回目の洗濯になったのかな。ヴォルフのまねごとと言われ、「ぴぎゃああ〜〜!」と完全にやばい顔で悲鳴をあげるシューさん。ショパンの方はせっかく餌入りバケツをハッシーのところまで持って行けたのに、宅配便が来て、一気に後退して振り出しに戻る。そりゃパッド君も「ウソでしょ〜!?バカヤロー!タイミング考えろ」と言葉荒くもなる。なかなか寝付かない子どもがやっと昼寝した矢先に、ピンポーン♪ってチャイムが!みたいな感じですね。
全員ぐったり。「フッ どうせ俺なんて…フフフッ」ってやさぐれてるシューさんがやばい。てか、一人称まで変わってるよ!
- モツは屋根の汚れが取れないからってピンクのペンキでお絵かきしてます。あーあ。てかさっきからシューさんといいモツといい2階以上から落ちてますが大丈夫なの?
- シューさんが「やっちゃったな!バーカバーカバーカ」と髪も服も乱れ放題ですっかり壊れてしまっています。いつもの彼はどこに?(でもこのぶっ壊れモードのシューさんもかわいかったり)
あまりの変わり様に、モツにも「君 誰?」って言われてるし。 - まずはピンクのお絵かきを消さないと!と一同動きます。リストさんは、取れちゃったト音記号のオブジェの代わりに自分がポーズを取って「シンボル!」この回のリストさんはシンボルにこだわりすぎw
- ベト以外の全員で、雑巾でゴシゴシして屋根のペンキを落としていきます。
あれ、ベトは?と思ったら洗濯をしていたようです。さっきシューさんが落下したせいで汚れたシーツをまた洗ったのかな。でもそのシーツも結局雑巾代わりに持ってかれちゃった。ここのベトの(せっかく洗濯したシーツが、雑巾代わりに使われてる!)っていう驚愕の顔が面白い。ここも個人的に爆笑ポイント。
シュー「先輩の苦労 全部台なしっす」シューさん、まだ崩壊モード。ベトもシューと認識できず。 とにかく歌苗にバレないようにしなければ!足止め役になったベト。早速歌苗ちゃんが外に出てきました。
ここから一連の流れは何度見ても面白い。
ベトはもう少し自然な話し方で、歌苗ちゃんを家に入るように促せばいいのに、「大事な話なんだ!」なんて大げさ(本人は大真面目)に言うからさ、なぜか緊迫した場面になっちゃってるし。- 洗濯物がちゃんと干せてるか見ようとした歌苗ちゃんを、ガシッと肩をつかんで止めるベト。これは確かにちょっとドキッとするかも。ベトの目はぐるぐる回っちゃってるけど。
だから歌苗ちゃんてば「大事な話って もしかして…」となんかおっそろしい勘違い(奏助談)をすることに。 - 歌苗ちゃん、目をそらして、学生だし、とか、いいところあるなとは思うんだけど、とか言いつつ
「ごめんなさい 無理です」 - ベトは何だかわけわかっていない顔をしてますね。ギャラリーたちは「フラレたー!」と勝手に大騒ぎ。
シューさんの「先輩マジウケるんですけど!」ってひでー。顔も笑ってるし。パッド君ショパンハッシーの3人組もひどいw - ベトは「それはしかたないな…」と動揺しつつ大人の対応。えらいよ、ベトさん。こんなに臨機応変に対応できる人だと思っていませんでした。みんなも「乗っかったー!」とベトの対応に惚れ惚れ。
- …と、屋根からピンクのペンキがポトポト落ちて水たまり状態になっているのに歌苗が気づきます。
これはやばい!さらにベトが迫真の演技を!ちょっと変な方向に行ってるけど。
「クラシカロイドは精神的ダメージを受けるとピンクの汁を吐く」なんてよく思いついたね。
怪訝に思いつつも歌苗は一応理解したようで、傷ついたベトを支えて家に入ろうと連れていきました。ごまかせた、と安堵。シューさんの前髪がおりててかわいい。 - でもみんなで屋根から落ちる。あっ、歌苗ちゃんが見てる!大体のことは察した模様。
だけどロイドたちのこういう時の結束はすごい。みんなでベトのピンク汁提案に乗っかって、咳き込み演技。奏助・ハッシー・パッド君まで。静かに怒ってる歌苗ちゃんがこわいです。フラレて傷ついたベトは休ませてあげて。 - 買い出しから戻ってきたら、各部屋が大惨事。みんなムジーク衣装になって呆然状態というか半分死んでるというか…だから、ムジークで全てを解決しようとするのはおかしいのよ!歌苗ちゃんは怒りも通り越してしまったようで、何かを決意しました。
ハママツ駅で歌苗を待つ海月たち。来た!と思ったら、なんと館のメンバー全員!みんなリュックをしょったり一泊旅行っぽいかばんを持ったりとちゃんと準備したのね。「行くよ〜お前たち〜」に「はーい」って。海月ちゃん困惑状態でおしまい。
EDは歌苗ちゃんメインの過去映像もちらりと。シューさんとモツがお掃除してるよ。曲は5話で登場したチャイコちゃんの「SHALALA 悩んでても解決せん~くるみ割り人形より~」 明るい曲がこの回の楽しさと合ってる♪
全体の感想
本当に楽しい回でした。
この回は新ムジークどころか、ムジーク発動すらなし。いや、最後のシーンでムジークは発動していたようですけど、アニメ内では触れられませんでしたし。
完全にギャグに振り切ったお話で、クラシカロイドらしいドタバタギャグ。
前半は、この人たち何だったらできるの?と歌苗ちゃんのようにつっこみたくなる、家事のできなさっぷりが面白い。後半はベトがなぜかフラレることになってしまった一連の流れが特に面白い。
この回は特に振り回されっぱなしのベトがよかったです。
最初は文句を言いつつも、真面目にお洗濯。洗濯物を干したあと清々しい顔をしていたので、洗濯好きなんですね。(史実でも洗濯好きとか)どうでもいいですが、私も家事の中では洗濯が一番好きです。特に干すのとたたむのが大好き。
歌苗ちゃんになりゆきでフラレるところも、いくらでも弁解できたのにそれはせず、しかたない、で済ますあたり大人!というかショックだったのかな。
クラシカロイドはあからさまな恋愛描写を入れてこない辺りが実に絶妙だと思うのですが、今回は珍しくラブコメっぽい描写でした。でもちょうどよい加減です。歌苗ちゃんと誰もハッキリとはフラグは立たない。そうであってほしい。想像するのは楽しいんですけどね♪
今日の1枚(*^_^*)
ハッシーがピンク汁を吐き出してるところが最高に面白かったです。
別にハッシーはピンク汁の演技に付き合っているわけではなく、落下した時に付いたピンクのペンキを吐き出してるだけだと思うのですが、このシチュエーションでクエッってやってると、ハッシーまで「精神的ダメージでピンク汁を吐く」の真似を実践しているように見える。奏助→ハッシー→パッド君の流れがたたみかけるようで爆笑でした。
…って思っていましたが、2期最後まで見た上でこの回を見ると、ハッシーはちゃんとわかっててピンク汁演技につきあってあげてるのかなあ。周囲も「ハッシーまで!」とか言うから面白さ倍増。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。