クラシカロイド 第19話(2期)「シューベルトの憂鬱」感想
こんにちは。今回はモツとシューのおつかい話。
予告から完全にギャグ話だと思っていたら、史実からシリアスから色々回収しまくりで動揺しました。
登場人物もかなり絞られていて、8割方はモツとシュー。珍しく奏助が出ませんでした。二人の関係が一つ大きく前進した、そんなお話。
感想♪♪
- のっけからしりとりをしているモツとシュー。モツは楽しそうだけどシューはうんざりめな声。場所はエレベーターの中のようです。あー、閉じ込められてるわけね。
リアス式海外旅行って何w それが間違いだとわかるモツもやるねー。 - シューはこの状況はモツのせいだ、と。
モツが、歌苗が待ってるだろうなー、怒るだろうなー、とシューを不安にさせます。青ざめてるよ、シューさん。
顔を近づけたら、モツがやることなんて決まってるじゃないですかー。
- 1時間前。歌苗ちゃんがシューに買い物を頼んでいます。モツに頼むつもりだったのにいなくなったらしい。 歌苗ちゃんの接し方だけど、ベトやモツに比べるとシューさんに対してはやや丁寧というか距離がある感じがします。ベトモツに対しては全く遠慮がない感じ。
- タイムセールで1パック1円の卵が目玉。でもおひとり様1パック限りならみんなで買い物に行った方がいいんじゃないの? ああ、これは絶対に買えないフラグ…。
- シューさん、モツと天秤にかけられたことにご不満な様子。信頼と実績の違いをアピールって、シューさんはロクな実績がないからなあ(不可抗力とはいえ)。
- 途中、モツに会います。シューさんがモツに自慢げに言う時の声色が好き。エコバッグの取り合いで揉めた拍子に、モツの三つ編みがシューの上着のボタンに引っかかってしまいました。髪を切るだの、服を切るだの言い合ってますが、シューさんが上着を脱いだらいいんじゃないすかね。
- 何件かお店を回るけど、ハサミが売り切れている。あっ、1期16話で出てきたギャル子ちゃんだぁ!
- ショパンがハサミを買い占めていたようです。通販の封筒を開けるため、って、通販愛ってすごい言葉。
ハサミが店にない、ということのために、ショパンが通販愛のために買い占めたっていう力技、クラシカロイドだから妙に納得できてしまう。 - トイレに行きたいモツ。シューさん、おしっこって言った!うん…は自粛。ちゃんと連れて行くシューさん、ママン。
- 勝手にジューススタンドに寄ってフレッシュジュースを頼むモツ。でも280円は払わないモツ。いつも思うんだけど、モツの服って首元がいい感じで開いていて、華奢さが際立ってちょっとエロいよね。
- タイムセールをそんなに気にするなら、とりあえず2人で行けばいいのにね。2パック買えるし歌苗もその方が喜ぶよ。こんな状況でも平気でナンパするモツはブレないなあ。
- おばあちゃんから金物屋情報を得て、とあるビルのエレベーターに乗り込んだよ。あ、ここでエレベーターが止まってしまって冒頭につながるわけね。
- もうこの二人は常にいちゃついて…もとい揉めて、楽しいなあ。シューさんてば、スピーカーで管理会社に連絡、とか現代に馴染んでますなあ。 あ〜!?い〜!?う〜!?え〜!?お〜!?ってwww
- お前と関わるとろくな事がない、と苛立つシューさんに「シュー君てさぁ…もしかして僕の事嫌い?」とモツ。
あんだけ色々言われてきているのに、嫌われていると思わなかったあたり、モツも相当な天然というか、常人ではないというか。 - シューさんは嫌いな理由を色々挙げますが、モツってば既に聞いてなくて違う話をする辺り本当に「そういうところ!」なんだろうなあ。
- シューさんも最初から嫌っていたわけじゃない、と。うわー、史実シューさんが初めて出てきた!この時点でかなり動揺しました、私。
シューさん、思ったよりぽっちゃりしてない!けどイケメン!て感じではなくて、ちょっと気弱そうな感じで真面目な学生風ですてき。 - 出たよ、サリエリ先生の「モーツァルトの模倣」発言。うん、やっぱりシューさんはモーツァルトの音楽を素晴らしいと思っていたわけだ。モーツァルトを天才だと認めた上で、
シュ「私は私にしか生み出せない音楽を生み出そうと日々もがき苦しんでいる!愚直にただひたすらに!模倣などでは…」
モ「僕 シュー君の音楽 好きだよ」
シュ「ど…どんなところが?」
速攻こんな風に聞き返すなんて、気にしてるんだね。モツとシューって本当にボケとツッコミみたいで楽しいわ。 - エレベーターの天井には抜け出すための穴があるからそこから脱出しようというシューさんの提案。テレビドラマで見たって、案外俗っぽいねえシューさん。実は相棒とか科捜研の女とか見てるでしょう?
- なんとか6階にたどりついた二人。派手な廊下の壁はキャバクラ?非常階段とか本当に現代に馴染んでるね、シューさん。
ドアを開けてみたけど、そこには階段はなくロッカーが並んだ部屋でした。外に出ようとしたら鍵が開かず閉じ込められてしまいました。
窓を開けてみたけど、6階だしここから逃げるのは無理だね。高いところから下を見ると、1期21話を思い出しちゃうよ。街を歩くベト。ウインドウに不思議な機械を見つけます。ギョーザロイド。材料を入れたら、混ぜ合わせから皮に包んで焼くところまでやってくれるみたい。洗うのが簡単ならほしいです!あ、でも値段が…。ベトは店主に無理を言い出したぞ。
- タイムセールの時間が迫っていることを気にしているシューさん。律儀だねえ。
- モツはベトと研究所から逃げ出したことを思い出したらしい。ええっ、ここでモツとベトの仲に触れるんですか?何なの今回の展開は。
孤高で気高い先輩が軽薄でいいかげんなモツと仲睦まじくしていられるのか。うーん、シューさんてベトに対してはいいところばかり見てて、モツに対しては悪いところばかり見てるように感じる。 - モツは「ルー君とはけんかもする」と言ったら、今度は「ルー君」「ヴォルフ」と愛称で呼び合っていることに突っ込んだ!!もう何なの今回。モツシュ回だと思ってたのに、めちゃベトモツに突っ込むじゃないですか。呼び方問題はものっそい気になってたけどそこまで回収してくれるんですか?
味もそっけもない素材そのままのシューベルトだぁ…って。やっぱフランツって呼んでほしいの? やたらと「このフランツ・シューベルトが…」とか言ってたのってファーストネームの売り込みだったの?(違) - うわー、白衣バージョンのベトモツだあ。モツの前髪編み込みなしもかわいいね。ヴォルフガングって名前がわりと好きだった、って言ったことがきっかけでお互い愛称で呼んでるのね。
いつの間にかそう呼ぶようになってた、なんて聞かされたらシューさんはそりゃザワザワするよ(ノдヽ)
名前なんて…と言っていたけど、やはり呼び方一つで印象も違うし、私は大きいと思います。
「なぜお前なんだ…私ではなく…」 シューさん…(`;ω;´) - ああ、また史実シューさんが!死ぬ少し前のベートーヴェンに会ったっていう。そしてベートーヴェンの葬儀に参列したっていう。ここの史実のシューベルトとクラシカロイドのシューとのつながりがいいですね。前野さんの熱演が心に響く。
シュ「親しく呼ばれるのも笑顔を向けてもらえるのもお前でいい。ただし!誰よりも先輩を理解し尊敬しているのはこの私 シューベルトだ!」
モ「うん そうだね」
ここのモツがサラッとそうだね、と言ったのがもうね。いい加減に返答したわけじゃない、反論するわけでもなく、シューの言うことはきちんと理解しているんだよね、きっと。シューさんの先輩への思いとか、努力とか、全部。ここのモツの顔がとても穏やか(作画もきれい)。ああ、もう何なのこの二人。 - あ、人が来たのはいいものの女性だ。そう女性更衣室!
あー、先週の予告の最後はロッカーに隠れてたところだったんだ。よく入ったね、大の大人の男子2人も!
顔が赤いモツが(たとえおならを我慢していたとしても)かわいいのですが。 - 見つかって、窓の外の壁伝いに逃げる二人。ボーイさんも呼んでこられてピンチ。
- シューさんは子守唄ムジークを使ってモツを逃がすことを提案。でもそれってモツが赤ん坊になって落ちるところをシューさんがとっさに抱きとめ衝撃から守るって、シューさん犠牲になっちゃうでしょ。まだ卵にこだわるシューさんえらいわ。そして先輩のことを思って、(先輩にとって大切な)モツを助けようとする、というのが、シューさんの結論なの?
モツは二人で逃げることを考え、新しいムジークを!と提案。使えるムジークがなければ新しいのを出しちゃえって発想ですか。鳥みたいにふわふわーって、すぐにムジークを出せるあたり、神童なんだなあ、モツって。口上を言って発動。
ムジークは「HAVE A NICE DAY! ~オーボエ協奏曲より~」
ゲーム音源ぽい音。オーボエ協奏曲は「のだめカンタービレ」で聴いた記憶があるのですが、今回は違う箇所?
歌っているのは、なんとtofubeatsさんご本人とか。わーお。- あ、モツの背中に羽が。天使?かと思ったらにわとり?シューもあひる?口があひるさんになってる。
シューもすぐに「オーボエ協奏曲」ってわかったね。イースターエッグのような色とりどりな卵が現れます。鳥の姿(着ぐるみっぽい)になってふわーっと飛んでいく二人。観覧車に引っかかってるシューw 自分の上を飛んでいるモツを眩しそうに見上げるシューさん。ここのシューの表情が本当に穏やかで、このシーンだけで泣けてしまった。
地上に着いたあと、
モ「また一緒に演奏しようね」
シュ「ああ」
だから何なの今回。もう!!(〃゚д゚〃)- 当然卵は売り切れ。ほらやっぱり買えない。
歌苗ちゃんはニコニコ怒ってます。次はモツに頼む、って辛辣。モツの助け舟がむしろ歌苗ちゃんを怒らせているっていう。 - ベトが「お疲れ」って言いながらシューの肩をポン。あー、モツに振り回される苦労を知ってるベトだからこそだね、労ってくれたのかな。で、やはりギョーザロイドは買ったわけね。
- EDはフォントがファミコン風フォントだ!フォントの色がオレンジとピンクってまんまシューとモツ!凝ってるなあ。
来週はドボちゃん回。「人になれる薬」が怪しすぎるよ。色からしてやばい。
全体の感想
先週の予告から、超ギャグ回かと思っていたのですが、史実ネタは出るわシューとモツの関係性を真面目に攻めるわ、ベトモツの関係にまで触れるわで、情報量の多い回でした。
シューさんはやはりモーツァルトを天才だと認めていて、模倣模倣言われるから逆恨みっぽくなったのと、現モツが自由奔放すぎてついていけないので嫌い!になってたようで。嫌いって言っても、モツの行動言動は気にしているし、モツとベトの関係が気になる。けどモツは相手との関係性はあまり気にしていないように思える。自分が一番仲がいいんだ、とか、そういうのは無縁に思えます。 1期15話の時も思ったけど、モツが、やばい奏助songにズバッと核心をついた意見を言えたのも、奏助との関係がまずくなるから言わない、とかそういうのは一切なかった。奏助に対する文句じゃなくてあくまで曲に対しての意見だった(曲作りの姿勢については触れたかな)。変なフィルターがかからないあたりがモツなんだろうなあ。
対してシューベルトはベトとモツの仲をやっぱり気にしていた。これまでもチラチラと見せてはいたけど、こんなに正面切って、自分の気持ちをさらけ出してモツを問い詰めたのは初めてでは。この3人の関係は複雑ですね。
シューベルトについては、個人的にベトとの関係よりもモツとの関係が気になっていたので、今回はそこに突っ込んでくれてうれしかったです。
シューベルトにとって、モーツァルトはやはり消せない存在。下品だから不真面目だから、って理由で嫌うのは表面的な話。ずっと認められたかったのかなあ。そして、今のクラシカロイドとしてもモツを認めたかったのかな、なんて思いました。
空を飛んでいる時のシューの顔といい、一緒に演奏しようね、に、ああ、と言えたことといい、昨日までの関係とはずいぶん変わったのではと思います。この二人が仲良くしてくれたらうれしいですが、個人的にはシューがぎゃんぎゃん文句を言って、そんなのどこ吹く風なモツが大好きなので、適度に喧嘩しててほしい。と、願望でした。
今日の1枚(*^_^*)
ベトモツが研究所を出てから、仲良くなっていく過程と思われる場面にやられました。まさかこの回で、研究所脱出~音羽館に来るまで(?)に触れるとは。
ギョーザーやお魚を焼いて楽しそう。この二人のフラットな関係が好きです。特にここの場面の何枚かのベトがとても凛々しくて穏やかな顔をしていて、ベト担ではないけどやられました。
呼び方についても、触れてくれてありがとうと言いたい。シューさんじゃないけどずっと気になっていたので。
この二人は、史実で一度会っているようなのですがそこにはまだ触れていないですよね?
シューが研究所から逃げるベトを遠目で見ただけで「ベートーヴェン先輩」とわかったのに比べると、ベトとモツはお互い誰だかよくわからないような雰囲気で、名前を聞いたりしていたので。
今後その辺に触れるお話が来たら、またジタバタしてしまいそうです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。