すずらん部屋

アニメ・漫画の感想を書きたいブログ 主にアニメ「クラシカロイド」の感想を書いています

クラシカロイド 第2話(1期)「出せ!ムジーク」感想

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こんにちは。1期と2期行ったり来たり感想を書いています。

1期第2話。モツが初めてムジークを出す回です。起承転結がはっきりしており、とても見やすい回だと思います。脚本は松原秀さん。松原さん担当回はどの回もメリハリがきいていて、そして感情の動きも自然でとても温かい気持ちになれます。2期から担当を外れてしまったのは残念です。

 

さて、感想を書く前に。

挨拶でも書きましたが、私、モツ好きです。いや、みんな好きなんですけど、特に好きです。実際に近くにいたら非常に迷惑でウザいキャラなのはわかっています。けどアニメだからね。あの天真爛漫さ、奔放さに対する憧れもあります。それでいて、物事の本質は捉えている。あまり先入観を持たずに行動できるタイプに思えて、うらやましくもあります。顔もかわいい。

声優は梶裕貴さん。妖怪ウォッチの映画のフユニャンの印象が非常に強い。フユニャンの役柄のかっこよさもあり、この声優さん誰だろう、と調べた記憶が。モツはフユニャンに比べればずっと高い声ですね。

ちなみに私は声優さんに全然詳しくありません。アニメは昔見ていたのは「幽遊白書」あたりまでだし、子どもが生まれてからは子ども向けアニメがほとんどです。プリキュアシリーズ、プリパラ、妖怪ウォッチなどはかなりはまって見ておりました。

そんなわけで楽しく見返して、書いてみました。

 

感想♪♪

■歌苗ちゃんの学校風景。授業を受けて友達と楽しくお昼ご飯を食べて部活も頑張って。そう、歌苗ちゃんはどこにでもいる普通の高校生なんです。学校にいる間は。

■友達と一緒に帰宅すると、バスローブ姿のモツがお帰りと出迎えますが、速攻でドアを閉めます。そりゃー、あんな格好で出てこられたらね。

■モツにお説教するものの、全然理解していないモツ。それどころか、歌苗が自分に気があるのでは、と大変都合よく解釈しました。異常なまでのポジティブさがモツの魅力だと思う。

 

NHKホールでClaskey:Klaskey(クラスキークラスキー、通称クラクラ)のライブをやっています。もうこんな大きなホールでライブができるなんて、実は彼女たちが生まれてからかなり時間は過ぎているのかな?

歌っているのは「やってらんない気分」つんくさんの作詞作曲ですよ!モー娘。をよく聴いていた世代なので、とても懐かしい感じがします。

■舞台の裾でバッハ、リスト、ショパンが見ているところに三弦さんが何か書類を持ってきてリストに渡します。その書類にはベトとモツの写真とデータらしきものが。

 

音羽館。モツが歌苗をデートに誘っています。遊園地?レストラン?などと一人盛り上がるモツですが、キミはお金を持っているのか。サッサと立ち去られてベランダに取り残されるモツ。「歌苗〜!(泣)」の叫び、まさしく子ども。他の回でもちょいちょい聞けます。

■奏助は音羽館の奏助部屋でくつろいでいてムジークのことをパッド君と談義。パッド君で録画したのに、何も映っていない。これはどういうことなんでしょうね?あの田園ロボはカメラに映らないの?古いですが、「ときめきトゥナイト」という漫画で、魔界人は人間界のカメラに映らないという設定を思い出しました。 

■奏助はモツにムジークのことを訊きたい、モツは奏助に歌苗の異性関係のことを訊きたい、で質問しあいますが、全然噛み合わず、聞いてる!?のところは面白かった。この2人、何だかんだいいコンビです。

■夕食は山盛りギョーザー。ベトさんの仕業ですね。味に納得していないベト。

■そしていよいよ、歌苗ちゃんから家賃いただきます宣言が出ました。そーだそーだ。せめて食費だけでも入れなさい!

■学校では、何か抱え込んでいる様子の歌苗を海月(うづき)ちゃんが優しく寄り添います。こういうお友達っていいよね。

■歌苗の誕生日が近いと知った奏助は、誕生日パーティーをして日頃の迷惑を許してもらおう!と計画。パーティーでムジークを出せばきっと喜ぶ!と説得。実はもう1度ムジークを出してもらいたいってのが本音。

■ベトがムジークを出した時の状況を再現するためにギョーザー作り。ベトが超手際よい。さすが、2話の段階でもうこんなに作り慣れているとはw

■次は鉄球でぶつけられた衝撃でギョーザーを落としたことがきっかけだからと奏助が鉄球役に。でやっぱりドンガラガッシャーン!!歌苗ちゃんから正座をさせられてお説教。

 

■ここからはとてもテンポよく進みます。モツが重機を運転していたり、寺で座禅を組んだり、護摩を焚いたり、滝に打たれたり、もうど根性路線。ついに熊を倒せるまでになりましたよ!

■でも結局出ないムジーク。諦めます。明日が誕生日当日と知り、焦るモツ。あくまでムジークにこだわる奏助にモツが「ムジークより歌苗の誕生日の方が大事」と伝えます。これは恋愛感情というより、素直に誕生日を祝いたいという気持ちからきているのだと思います。おバカキャラなモツだけど、こういうシメるところはシメるのがモツの長所。

■みんなでパーティーの準備。何だかんだ奏助も楽しそう。何かを準備するのって本当に楽しいですよね。モツは夜中に何かスイーツも作っています。

■誕生日当日。本人には内緒でサプライズ。歌苗のお友達も誘って楽しいパーティーの始まり!

あの飾りを作ったの僕!、なーんてやたら主張しちゃうモツはやはり子どもっぽくてかわいい。ギョーザーを小娘に褒められて、満更でもなさそうなベトもかわいい。

■宴もお開きの頃、モツが一生懸命作ったよー、と出したのはまさかのおっぱいケーキ。というかババロア?形もアレですし、女の子に平気でこれを出せるモツはやはりおかしい。

■歌苗にヘンターイ!とビンタされて、過去を思い出します。何回こんなことがあったんでしょうか。学習しなさい、モツ。その衝撃でムジーク発動。奏助の「ええ〜っ!?ビンタで〜!?」に爆笑。

■モツの口上は「ヒュアメル マイネ ムジーク」。モツもわりと口上が聞けてうれしい。

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■モツはピンクのリボンのようなものにくるまれて変身!ベトよりリボン幅が広いし、絡まり方も違います。モツのムジーク衣装は赤い燕尾服にフリルいっぱいのシャツ。結っている髪の途中のリボンは赤で、おさげの先のリボンは黄色。派手だー、でも似合う。タクトはカラフルで、何となくプリキュアのキュアスティックとかプリンセスキャンドルとかそれっぽい色味。

■ムジークは「アイネクライネ・夜のムジーク」

モツのムジークプロデューサーはtofubeatsさん。私は存じ上げなかったのですが、他のPのつんくさんや浅倉大介さんあたりがアラフィフなので勝手にそれくらい年齢の方を想像していたら、2017年12月現在で27歳ってとってもお若いです。我が家ではトーフさんと呼んでいます。

アイネクライネは、クラシックに疎い私も聴いたことがありました。タイトルまでは知らなかったし、これがモーツァルトだということも知りませんでしたが。クラシックって本当に普段何気に聴いているんですよね。このムジーク、とても明るくてウキウキしてきます。まだ行ったことはないんですが、カラオケに行ったら一番に歌ってみたい。

■さてムジークで繰り広げられたのは、もうまさしくメルヘンな夢の世界。歌苗ちゃんやお友達にドレスを着せたり、奏助を満員のステージに立たせたり、ベトをギョーザーにしたり、ハッシーは鳳凰みたくなっちゃったり。本当になんでもありな、きらびやかな世界。海月ちゃんのドレスが大人っぽくて本人のキャラにも似合っている。

■最後はいつものハイテンションな声でなく、グッと抑えたイケボで「お誕生日おめでとう、歌苗」 キザっすね。でも本人は大真面目だよね。

モツは、クラシカロイドの中で一番のイケメンさんだと思っているのですが(異論は大いに認めます)、同時に変顔も一番多くてうまくバランスが取れていると思います。どう見てもカッコイイが売りのキャラじゃないし。

最後にリストさんが登場。みんな音羽館にやってきちゃうね。

 

今日の1枚(*^_^*)

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なんといっても、コレ。この回に限らずですが、せりふは特になくても一枚の絵を何枚か見せることで、雰囲気や楽しさを見せる、というのがとても好きです。スッと伝わるし、色々想像できる。この回は特に色々な一枚絵を見せてくれていました。その中でも3人が楽しくそして真剣に取り組んでいるのが伝わってきて、とてもいい絵だと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。